お酒を飲んだ時の頭痛を早く治す方法
お酒を飲みすぎた次の日に、ツライ二日酔いを経験したことがある人もいるでしょう。二日酔いの激しい頭痛は、時に吐き気まで催すほどの場合もあります。しかし、お酒を飲んでいる真っ只中でも、頭痛を感じる場合もあります。実は、お酒による頭痛は、二日酔いになった時に発生するタイプの頭痛と、お酒を飲むというだけで起こるタイプの二つに分かれます。タイプによって、適した処置の方法が違います。自分がどちらのタイプか見極めて、つらい頭痛を少しでも和ませられると良いですね。
参照元:blisssaigon.com
従う手順:
■お酒による頭痛について
お酒によって引き起こされる頭痛は2種類存在あるといわれています。
お酒を飲むと起こる頭痛
体からアルコールという毒素を出すために発生する頭痛といわれています。お酒が弱い人は、この働きが強く働くために、弱いほど頭の痛みを感じやすくなります。その一方で、お酒に強い人はアルコールを排除しようと働きにくいため、この痛みが発生する可能性は、強ければ強いほど低くなります。お酒の強い弱いは個人差が大きくあります。この頭痛のメカニズムとしては、アルコール成分を体外に排出しようと働きかけるために、血管が膨張することで起きるものです。神経を圧迫してしまい、それゆえに頭痛が発生するのです。
二日酔いによる頭痛
もう一つのタイプはお酒を飲んだ次の日に頭の痛みを感じる「二日酔いタイプ」の頭痛です。お酒が体内に入るとアルコールを分解して、体内にアセトアルデヒドを発生させます。このアセトアルデヒドという物質は二日酔いを引き起こすものと言われています、人間の体にとっては有害な物質なので、排出しようという働きが発生します。この有害なアセトアルデヒドを体から取り除こうと、血管が膨張して三叉神経を刺激させてしまいます。そのために頭痛がおきてしまいます。
体内から有害物質を排出しようとする動きというのは、共通していますが、頭痛を感じるタイミングと排出しようとする物質が違うことがお分かりいただけたでしょうか?
それぞれの対処法
では、それぞれの頭痛でどういった方法だと、出来るだけ早く頭痛が治まるか方法を挙げてみたいと思います。
お酒を飲むと起こる頭痛
ツボを押す
【太衝(たいしょう)】
太衝は気血の流れをスムーズし、肝機能アップと頭痛軽減に効果があります。太衝の場所は、足の甲側にあります。押し方のコツとしては、親指と人差し指の骨を探してください。2つの骨の間を指側から足首側へゆっくり滑らします。すると2つの骨が合わさる所で自然と指が止まるところです。左右にあるので両足を刺激しましょう。
【百会(ひゃくえ)】
百会は身体の働きに関係する諸々の道筋が集まり集結するところで、『万能のツボ』と言われています。頭痛や疲れ目に対して一層の効果を発揮します。百会の場所は頭のてっぺんで、左右の耳の一番高いところを結ぶ線、眉間の中央から頭のてっぺんに向かう線が交わるところです。まっすぐ身体の芯に抜けるように刺激していきましょう。
【健理三針区(けんりさんしんく)】
太衝と同じく肝臓の働きを活発にするため、アルコール分解を促します。健理三針区の場所は手の平の中央よりもやや手首寄りで両手にあります。ツボを親指で左右を押し揉みましょう。もしくは爪楊枝をまとめて7~10本ぐらい輪ゴムで束ねて、ほんのりと赤くなるまで軽くつついてみるのも効果があります。
暗くて静かなところで安静にする
頭が痛くてつらいときは、暗くて静かなところで安静にするのが良いです。特に強い光や、強い音なども頭痛を悪化させるだけなので、耳を塞いで休むとより効果的と思われます。
冷やす
血管が膨らむことで痛みが生じているので、冷やすことによって血管を収縮させると症状が緩和するでしょう。間違っても温めてしまうと、さらに血管を膨張させてしまうので頭痛が強くなってしまう可能性もあります。お風呂なども頭痛がひどいうちは避けましょう。冷たいタオルなどで、痛みを感じる場所を冷やしましょう。この冷やす方法は二日酔いでの頭痛でも効果的です。
コーヒーを飲む
コーヒーに含まれるカフェインは、血管を収縮させる効果があります。頭痛の原因となっている膨張した血管を縮ませてあげましょう。カフェインが効いてくるのには少し時間がかかります。およそ30分〜1時間くらいの時間ですので、あらかじめお酒が弱い人は飲んでおくと効果的かもしれません。
二日酔いによる頭痛
一緒に食べる食べ物を工夫
一緒に食べるものを意識することで、二日酔いの頭痛を防ぐ効果があります。頭痛を抑えてくれる成分は、「ビタミンB2」「マグネシウム」の2つです。
ビタミンB2:納豆・レバー・いかなご・ししゃも・ぶりetc
マグネシウム:なまこ・いくら・豆腐・あさり・するめetc
水を飲む
お酒を飲むと利尿作用により、軽い脱水症状のような状態になります。脱水症状というのは軽い頭痛を引き起こすことがあるので、いつもより多く水を飲むことでそれを回避できます。何よりも体内に残るアルコールの濃度を薄められるのは一番良い事です。内臓の負担を減らすことができ、翌日の二日酔い防止だけでなく、当日も頭痛を引き起こしにくくもなるので、積極的な水分摂取は重要です。
頭痛の改善方法をいくつかご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?頭痛を引き起こさないために、事前に工夫できることもあるので、可能であればそれも合わせて実践してみてはいかがでしょうか?
参照元:independent.co.uk
この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。
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