効果的！知覚過敏の治し方

歯がしみて痛いのは、歯のエナメル質が削れてしまい、象牙質がむき出しになってしまうからです。むき出しになった象牙質が飲み物などの刺激に反応して起こる痛み‥これが、知覚過敏の症状です。知覚過敏になってしまう原因は、歯磨きの仕方や食生活など様々あります。効果的に治していくためには、まずこれらの原因を押さえておくことが重要ですので、それらについて見ていきましょう。

知覚過敏症状を誘発してしまう原因としては、主に次のようなことが考えられます。

①毎日の誤った歯磨き

②コーラやサイダーなど酸が含まれる食品の過剰摂取

③歯ぎしり

④噛み合わせの悪さ

⑤虫歯により空いた穴

⑥歯周病により下がってしまった歯茎

⑦ホワイトニング

⑧歯石除去

⑨加齢

これらは全て、歯の表面のエナメル質が削られ、象牙質がむき出しになってしまう要因を作り出しています。力一杯歯を磨き続けてしまうと結果的にエナメル質が削られてしまいますし、清涼飲料の飲み過ぎやお酢の取りすぎによっても歯が溶けてしまいます。また、歯ぎしりや噛み合わせの悪さが原因でも痛みが誘発されますし、虫歯や歯周病などでも当然歯がしみてきます。特に歯周病はかなりの割合の成人の方が気付かずにかかってしまっている疾患ですから、気を付けたいですよね。飲み物だけでなく、歯周病で歯茎が下がったところに歯ブラシをあてて磨くと、わずかな力でも痛いときがあります。歯石除去や加齢などはどうしようもありませんし、むしろ歯石除去は治療上必要な処置ですから、歯の健康のためにもやらなければいけません。そこで重要になってくるのが、生活習慣です。①～⑥までの中では、生活習慣によって改善できるところがありますから、まずはこれらの原因から改善するようにしましょう。

次に、知覚過敏の効果的な治し方としては、知覚過敏専用の歯みがき粉を活用するという方法があります。スーパーやドラッグストアなどでも一般的に市販され、手に入れやすいものとして、「シュミテクト」があります。CMも頻繁にされていますから、ご存知な方も多いと思います。「シュミテクト」には『硝酸カリウム』と呼ばれる成分が配合されており、その成分の働きにより、歯の神経である歯髄の周囲にイオンバリアを張り巡らせてくれるのです。これにより、歯がしみる症状を防ぐことが可能になっています。私もホワイトニング用歯みがき粉を使用しすぎて知覚過敏になってしまったことがあるのですが、このシュミテクトは非常におすすめですね！特に、「シュミテクト」シリーズでおすすめなのが、「シュミテクトコンプリートワンEX」です。知覚過敏症状で歯がしみるのを防ぐとともに、知覚過敏を招く恐れのある虫歯や歯周病の予防にも効果的な歯みがき粉となっています。また、歯を白くしたり、口臭を防いだりすることも期待できますので、これ一本で大半を賄えるおすすめな歯みがき粉です！

次に考えられる知覚過敏の効果的な治し方としては、唾液の分泌量を増やすことです。象牙細管が開いてしまって歯がしみている場合、唾液の分泌量を増やすことで「歯の再石灰化」のサイクルを起こし、しみる症状を防ぐことが期待できます。ここで言う再石灰化とは、虫歯や酸の影響で溶けてしまった歯を、唾液によって作られたリンやカルシウムの結晶で再構築する仕組みのことです。この再石灰化の力を利用するためには、ガムなどを噛んだり、食事の際にもよく噛んで食べたりすることが有効だと言われています。

以上、知覚過敏の効果的な治し方について見てきました。いかがだったでしょうか。ライフスタイルが変化し、歯周病リスクがここまで大きくなってきている現代社会においては、知覚過敏はよく悩まされる症状の一つだと思います。原因は象牙質の露出です。したがって、この象牙質をむき出しにさせないような様々な工夫や対策が必要です。上記のいずれの方法を試してみても症状が改善されない場合などは、早急に歯科医に診てもらいましょう！どうしても不安だ‥という方は、はじめから歯科医に診てもらい、治療するのがよいでしょう。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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