脇腹の痛み

左の脇腹の痛みの原因

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 20 1月 2017
左の脇腹の痛みの原因

腹痛とは少し違う左の脇腹の痛みを感じたことはありますか?この左脇腹の痛みは、原因がさまざまあります。特にそんなに心配することもありものもありますが、一刻を争う場合もあります。痛みの種類には、筋肉が原因の痛みや内臓が原因のもの、ほかにはストレスや神経痛などもあります。この中で特に注意が必要なのが、内臓が原因の痛みです。左脇腹には脾臓や膵臓といった大切な内臓があります。今回は、色々な原因をご紹介したいと思います。中には放置するべきではないものもありますので、医療機関への受診はお早めに。

両脇、または右側のみが痛い場合は右の脇腹の痛みの原因をお読みください。

参照元:yourcareeverywhere.com

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目次

  1. 筋肉痛
  2. 帯状疱疹
  3. 急性膵炎
  4. 十二指腸潰瘍・胃潰瘍
  5. 肋間神経痛
  6. すい臓がん
  7. まとめ

筋肉痛

一番緊急性がないのが、筋肉痛でしょう。左でも右でも同様ですが、普段使う機会の少ない脇腹の筋肉は少しの運動で筋肉痛になりがちです。筋肉痛の場合は、痛みが鎮まるまで安静にしておくのが一番です。痛みが長引く場合や、痛みが広がる場合は筋肉痛とは違う原因の可能性もあるので、気をつけましょう。

帯状疱疹

帯状疱疹は、子供の頃にかかった水ぼうそうの菌が原因で、大きくなってから発症するものです。症状の特徴として、体のどちらか片側だけに水泡が出来て痛みを伴います。左脇腹にその水泡ができる場合もあり、痛みは最初はピリピリします。そのうちに悪化すると神経痛のような痛みに変わってくる場合もあるでしょう。痛みや水泡が続く期間は人によってまちまちで、中には1ヶ月も引かない人もいるようです。帯状疱疹は、医療機関の受診で薬を処方してもらって治癒する方法が早いです。

急性膵炎

急性膵炎も、左脇腹の痛みを伴います。他には、腹部上部や背中側も痛くなることも多いようです。また、吐き気や下痢もともなうことがあります。

膵臓の働きは、食べ物を消化するための酵素と呼ばれるものを分泌してくれることです。しかし、膵臓から分泌された「膵液」という消化液が、自ら膵臓を消化し溶かしてしまうことが原因で、炎症を起こします。これを急性膵炎と呼びます。

アルコール摂取が過剰な人に、急性膵炎は起こりやすいようです。食べ過ぎなどで膵臓に負担をかけることも、原因の一つと言われているので、暴飲暴食には注意が必要といえるでしょう。しかし、原因不明のものや生まれつき膵臓の形に異常のある膵管癒合不全からなるものも中にはあるので、絶対とはいえないようです。

急性膵炎は軽いものであれば、様子を見るだけでもあまり問題はないとは言われています。しかし、痛みが強い場合や激痛で動けないという場合は早急に病院へ行きましょう。重症化して放っておくと死亡するケースもあります。

医療機関受診後は、膵臓を休める必要があるので、身体に優しい食事や飲み物にして、暴飲暴食は避けましょう。

十二指腸潰瘍・胃潰瘍

十二指腸潰瘍や胃潰瘍でも、左のみぞおち付近に痛みがあらわれるようです。まずは共通していることですが、十二指腸潰瘍でも胃潰瘍も、胸焼けや吐き気、黒いタール状の便が出ることがあるようです。便の状態にも注意してみましょう。

十二指腸潰瘍と胃潰瘍の痛みの違いは、痛みが出るタイミングです。十二指腸潰瘍は、痛みが空腹時に出ることが多いと言われています。中には夜中などに痛みが出るケースもあるそうです。それに対して胃潰瘍は、食事中から食後に痛みが出ることが多いと言われています。

十二指腸潰瘍は、胃の後に食べ物が送られる「十二指腸」と呼ばれるところで起こる痛みです。原因はピロリ菌で、どちらの潰瘍が起こることが多いようです。そして両症状とも、それはストレスで引き起こされるようです。

肋間神経痛

突然、左脇腹の痛みに加えて、胸の辺りや背中にズキズキする痛みがしたら、もしかしたら肋間神経痛の可能性もあります。肋間神経痛は、時間経過で痛みが引くのですが、何度も繰り返すので心配になりがちです。体が冷えたり熱く感じたりする人も中にはいるようです。

原因は不明ですが、悪い姿勢で長時間いることによる疲労やストレスなどと言われています。痛みが続くようであれば、早めに受診しましょう。

すい臓がん

すい臓がんが原因で左脇腹が痛む場合もあります。しかし、このすい臓がんは、進行が早く症状が出ない特徴があります。ですので、左脇腹の痛みの中でも最も怖いものです。すい臓がんは、発見したときには手遅れのケースが多いと言われているようです。

膵臓がんの初期症状として、みぞおち辺りや背中周辺に痛みが出ることがあると言われています。しかし痛みがはっきりとしていなかったり弱いので放置してしまいがちです。

他には食欲不振などの症状もあるようですが、これもがんでなくても一般的によくある症状なので見逃してしまいがちです。発症年齢は、50歳以上の方に特に多いと言われているので、もし食欲不振やみぞおち・背中の痛みがある人は検査をしてみても良いかもしれません。

まとめ

左の脇腹の痛みの原因は色々ありますが、心配な症状の場合は、医療機関受診をおすすめします。

参照元:lifeadvancer.com

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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