お腹の張り

病気の予兆?お腹の張りの原因のまとめ

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
病気の予兆?お腹の張りの原因のまとめ

「お腹が張って辛い‥」そんな時ってありますよね。いわゆる、腹部膨満感というやつですが、もしかしたら何危険な病気の予兆なのかなと不安に思ってしまいます。私もお腹が張って辛いときがありました。その時特に痛みは感じなかったのですが、プックリ膨れたお腹を見ると、やっぱり不安に思ってしまいます。そこで、今回はそんなお腹の張りの原因について見ていきたいと思います。

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目次

  1. 胃や腸にガスが貯まっている
  2. 腹水が貯まっている
  3. 腹部に腫瘍がある
  4. 機能性ディスペプシアの可能性
  5. 過敏性腸症候群
  6. まとめ

胃や腸にガスが貯まっている

最も多い原因としては、胃や腸にガスが貯まっているケースです。お腹を軽くたたくと、「ポンポン」という音がしますが、このような場合にはいわゆる「呑気症」などが考えられます。呑気症とは、物を飲み込む際に、空気も一緒に飲み込んでしまうことで、腹部にガスが貯まってしまう症状のことです。また、胃が原因ではなく、腸に原因がある場合もあります。それが便秘です。短期間の便秘なら問題ないのですが、長期にわたって便秘状態が続くと、腸内で便が腐敗し、ガスが発生します。それをそのまま放置しておくと、ガスが腸内で充満してしまい、腹部に張りを感じるのです。便秘の場合、さらに怖いことに繋がる可能性があります。それが腸閉塞です。便が固くなりすぎてしまい、排便することができなくなり、腸内で詰まってしまう病気です。これは非常に怖い病気で、かなりの激痛を伴います。通常、そうならないように下剤や浣腸で治療していきますが、何週間もずっと便秘を我慢しているのは非常に危険です。

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病気の予兆?お腹の張りの原因のまとめ - 胃や腸にガスが貯まっている

腹水が貯まっている

お腹に貯まった液体を腹水と言いますが、これが原因でお腹に張りを感じる場合があります。ここで言う腹水とは、臓器と臓器のあいだにある腹腔に、血管やリンパから染みだしたタンパク質や電解質を含む液体が、通常よりも貯まった状態のことを言います。肝臓内で合成される血液中の「アルブミン」というタンパク質には、血液中の水分を一定濃度に保つ役割があるのですが、肝機能が低下してくるとアルブミンの量が減ってしまい、浸透圧が下がり、血管から水分が出ていってしまい、腹水やむくみといった症状を引き起こしてしまいます。また、肝硬変などの肝臓疾患にかかってしまうと、さらに腹水が貯まりやすい状況に陥ってしまいます。

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病気の予兆?お腹の張りの原因のまとめ - 腹水が貯まっている

腹部に腫瘍がある

卵巣に腫瘍ができてしまうことで、腹部に張りを感じる場合があります。婦人系の疾患は早期発見が肝心ですから、女性の場合でいつも普段から腹部膨満感に悩まされている場合には、注意をしましょう。便秘その他の原因でないのなら、婦人科で診察を受けてみるのも良い方法です。

機能性ディスペプシアの可能性

最近では、ストレスによって胃や腸の機能に影響が出ることが知られています。昨今では、そのメカニズムも解明され、「機能性ディスペプシア」と呼ばれるようになりました。この疾患は、食事の途中でお腹がいっぱいになってしまう早期飽満感が特徴です。主な症状としては、食後の辛い胃もたれ感、みぞおちの刺し込むような痛み、早期飽満感などです。これらの症状のうち、一つの症状が半年以上前から始まり、その症状が3ヶ月以上継続して、なおかつ胃ガンや胃潰瘍等の明確な疾患がない場合、機能性ディスペプシアと診断されます。

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病気の予兆?お腹の張りの原因のまとめ - 機能性ディスペプシアの可能性

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群によっても、腹部に張りを感じる場合があります。この病気は、大腸や小腸に原因と見られるような疾患はないが、腹痛などの腹部症状に加え、下痢や便秘といった便通異常を伴ってくる疾患です。過敏性腸症候群は、症状のタイプによって下痢型、便秘型、混合型の三種類に分類されます。最近では、ヘリコバクターピロリ菌の除菌が進んだことで、胃潰瘍などの疾患が減少し、腸や食道系の疾患が目立つようになってきました。さらに、現代の大学生の実に2割が過敏性腸症候群に悩まされているとも言われています。

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病気の予兆?お腹の張りの原因のまとめ - 過敏性腸症候群

まとめ

以上、お腹に張りを感じる原因について見てきました。いかがだったでしょうか。一言に腹部膨満感と言っても、様々な原因や要因が考えられます。その中には軽度な疾患もありますが、腸閉塞などの極めて危険な病気も潜んでいますので、便秘などの主症状が継続している場合は注意して、なるべく早期に病院を受診するようにしましょう。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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