足首が痛い

足首の痛みの原因と対処法

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
足首の痛みの原因と対処法

足首やくるぶしに痛みがある場合、「ちょっとくじいてしまったかな?」とか「放っておけば治るだろう。」と安易に考え、すぐには病院に行かない方が多いのではないでしょうか。しかしながら、足首は歩く度に体重がかかりますし、色々な方向に動きが出ますから、痛みがあると大きな苦痛を伴うものとなります。痛みの出る箇所や症状によっても、考えられる原因は様々あります。たかが足首の痛みと安易に考えていると、隠れている病気に気がつかず、後々大変なことになるかもしれません。そこで今回は、そんな足首の痛みを症状にもつ病気や、どのような原因で痛みが生じるのかなどについて見ていきたいと思います。

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目次

  1. 痛みの原因
  2. 足首の痛みへの対処法
  3. まとめ

痛みの原因

足首の痛みの原因としてまず考えられることは、「捻挫」です。足首が痛い時に最も考えられる原因の一つです。

スポーツをしている最中やハイヒールでつまづいてしまった時、階段の上り下りやジャンプをして着地する時等々…日常の様々な場面で起こりやすいケガです。足首は外側よりも内側に大きく動く構造である為、捻挫も内側にひねって起こることが多いです。痛みが出る原因は骨と骨をつないでいるじん帯の損傷です。ひねったり転倒した直後に痛みに襲われることが多いですから、知らない間に捻挫をしていた、ということはまず無いでしょう。捻挫をしたとき、そのまま放置したり、あるいは治療を怠ると後遺症が残ることがあります。たかが捻挫と思わずに、応急処置と病院への受診をお勧めします。

次に考えられる足首の痛みの原因としては、「アキレス腱炎」です。ふくらはぎの筋肉と、かかとの上の骨を繋げている腱をアキレス腱と呼びます。スポーツなどでアキレス腱を使い過ぎたり、加齢や靴の擦れなどによってアキレス腱に炎症が起こることをアキレス腱炎と言い、初期段階では起床後や運動後、あるいはアキレス腱を押さえると強い痛みが生じます。悪化すると動かさなくても痛い状態となり、足首を動かしにくくなったり、動かした時にアキレス腱がきしむような感じがしたりします。

次に考えられる痛みの原因としては、「疲労骨折」です。疲れて骨折する…というとあまりピンとこないかも知れませんが、走ったり飛び跳ねたりするような動きやスポーツを繰り返し行っていると、骨の同じ箇所に負担がかかり続け、骨の内部に小さなヒビが入ってしまう場合があります。これが疲労骨折です。この時点ではそれほど強い痛みがないため、気付かないことも多く、引き続き同じ運動を続けてしまうと、骨が修復される前にまた更にヒビが入り、最終的に骨全体の骨折に繋がってしまうおそれがあります。激しいスポーツをしていて外傷が特になく、運動をする際に足首の一部に痛みが生じるているという場合は、疲労骨折の可能性が高いでしょう。疲労骨折を起こしてしまったら、まずは原因となった運動を一旦中止することが大切です。骨が修復される期間は一般的に2か月程度と言われていますが、ここで無理をしてしまうと疲労骨折が慢性化してしまい、長期間痛みを伴うことになり、運動の再開が難しくなります。トレーニングができないなど、辛いかも知れませんがこの期間は安静に努めることが、一番の早期回復方法となりますので、我慢するようにしましょう。

また、足に合わない靴を履いていることから痛みを生じている場合もあります。サイズや形の合わない靴を履いていて、足が痛くなった経験のある人は要注意です。靴が原因となると、爪先の痛みやかかとの靴擦れが思い浮かぶと思いますが、合わない靴によって足が圧迫され、足首が痛くなることも実は少なくありません。あるいは登山やスケートなど、長時間きつめに紐を締めた靴を履き続けて動くことにより、痛みが生じることもあります。多くの場合、靴を脱ぎ足を休ませることで治まっていきます。しかし、炎症が起きてアキレス腱炎などを引き起こしている場合は、回復に時間がかかりますので、痛みが治まるまでの間は安静にして、足を休ませるようにしましょう。大切なのは、靴を購入する際しっかりと試着をし、自分の足に合った歩きやすい靴を選ぶこと、そして長時間歩く場合は出来るだけ柔らかい素材の靴を履くことです。

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足首の痛みの原因と対処法 - 痛みの原因

足首の痛みへの対処法

足首の痛みに対する対処法としては、まず次の四点を実践しましょう。

  1. 外出中は難しいかも知れませんが、まずは動かさないように安静にする。
  2. 可能であれば氷を入れたビニール袋などを痛みのある場所にあて、アイシングする。
  3. 包帯やテーピング、サポーターなどで圧迫、固定する。
  4. 横になれる場合、足の下にタオルやクッションなどを置いて、足首が心臓よりも高い位置になるように調整して様子を見る。

軽症であれば、捻挫やアキレス腱炎をした方の足を出来るだけ動かさないようにしていれば自然治癒していきます。しかし、痛みが強くなかなか引かない場合には整形外科を受診して、キブスや外科手術等きちんと治療を受けるようにしましょう。

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足首の痛みの原因と対処法 - 足首の痛みへの対処法

まとめ

以上、足首の痛みの原因と対処法について見てきました。いかがだったでしょうか。痛みの原因には様々なものがあり、単純な捻挫などから疲労骨折にいたるまで非常に幅広いです。実業団などのスポーツを生業にされている方は特に怪我にシビアな神経を使われているかと思います。たかが足首の痛みと鷹をくくらずに、用心して対処するようにしましょう。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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