内臓脂肪を効果的に落とす方法

内臓脂肪を効果的に落とす方法

内臓脂肪を落とす方法:食事と運動でさようならできる!

内臓という言葉がついているからでしょうか。内臓脂肪は何とも複雑で、難しいもののように感じられます。しかし、内臓脂肪はそれ程、扱いの難しい脂肪ではありません。個人の力で減らすことができます。お医者様からご指摘を受けたりしている方は、この際、是非、内臓脂肪を落とす生活をスタートさせましょう。

従う手順:
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体内に蓄積される脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があります。皮下脂肪は皮膚のすぐ下の皮下脂肪につく脂肪で、別名「つまめる体脂肪」と呼ばれています。一方、内臓脂肪は腸を固定する働きのある腸間膜につき、「隠れ肥満」の原因となっています。

ちなみに、皮下脂肪は女性につきやすい脂肪で、外から見て脂肪がついていることが分かるため、ダイエットのきっかけとなることが多いのですが、生活習慣病などにはつながりにくいです。それに対し、内臓脂肪は男性につきやすい脂肪で、いわゆるメタボな体型はこちらの脂肪によってできます。内臓脂肪の一番の問題は、生活習慣病と関係が深いというところです。

生活習慣病は高血圧、脂質異常症、糖尿病などのことを指しますが、これら疾患は悪化させると、脳卒中や心筋梗塞ともつながることが知られています。そのため、会社の健康診断などで内臓脂肪の指摘をうけたら、速やかに落としましょう。

幸い、内臓脂肪は、つきやすくもあるのですが、落としやすい脂肪です。食生活を改善し、適切な量の運動生活に取り入れれば、自然と減っていきます。健康に生きるために、生活そのものを改善すると良いでしょう。

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健康的な食生活をというのは簡単ですが、その実行はなかなか難しいものです。しかし、いくつかルールを決めることで、改善を図ることができます。例えば、とんかつや焼き肉などの脂っこい食べ物は、1週に1回にすることです。それに慣れてきたら、その手の食事は、いつもの食事の選択肢の一つではなく、頑張った自分へのご褒美ごはんにしても良いでしょう。

また、お肉大好きな方は、お魚大好きにシフトさせるのも良いです。青魚やクロマグロのお刺身などには、オメガ3脂肪酸が多く含まれているのですが、内臓脂肪を減らす働きがあることが知られています。お肉に比べ、お魚の調理はその後の手間を考え、敬遠される方もいるかと思いますが、グリルではなくフライパンを使ったり、お惣菜のところで焼き魚を買っても良いので、食べる努力をしましょう。

海藻、きのこ、野菜も食生活に取り入れたいところですが、取り入れ方は自由です。何となく、海藻が入っていることと、健康的な食生活というのがリンクして、和食重視に変更しないといけないのかと思われるかもしれませんが、別に生活の中心を和食にする必要はありません。お野菜やキノコをオリーブオイルを少しだけ垂らしてオーブンで焼き、ぱらぱらっとお塩をふるだけでも十分おいしいです。

こういったことに加え、飲酒はほどほどにし、夜遅くお食事をしたり、ながら食べはしないなど、よく言われることを守るようにすれば、問題ありません。

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内臓脂肪を減らすのに有効な運動は、じっくり、ゆっくり一定の呼吸のリズムを維持するタイプの運動で、いわゆる有酸素運動です。代表的な有酸素運動には、ウォーキング、ジョギング、スイミングがあります。ジョギングやスイミングは運動が苦手な人は始めにくいかもしれませんが、ウォーキングなら、今日からでも始められるのではないでしょうか。

一昔前、脂肪を燃焼させるには20分以上、運動を続けなければいけないと言われていましたが、今は10分間を2セットしても、効果は同じであることが分かっています。だから、これまでご自宅から最寄り駅までの数分の距離の往復を、呼吸を意識しながら歩くだけでも効果が期待できます。

有酸素運動は毎日続けることが大切です。とはいえ、慣れない運動を急激に始めるのは、じっくり、ゆっくりの有酸素運動であっても、怪我の原因となり得ます。体の調子を見ながら、1回にする時間を延ばしていくと良いでしょう。

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日の出から日の入りまで飲食を絶つ断食、体内に溜まった老廃物を体外に出してくれます。季節の変わり目や食べ過ぎてしまった日の翌日などにすると効果が期待できます。

最近はプチ断食をする人がいますが、本来の断食をしたことがある私としては、気持ち良くなるのは断食を数日続けた後なのにと勿体ないことのように思われます。もしご興味がある方は、1か月間、日の出から日の入りまで飲食を絶つという本格的なものをされててみることをお勧めします。

ただし、長年、断食をされている方でも、体調が悪かったり、生理の時などは断食をしません。断食は途中で止める勇気がある人のみがして良いものだということを忘れてはいけません。

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内臓脂肪を減らす方法について書きましたが、内臓脂肪は存在悪ではありません。内臓の位置を固定し、次の食事までのエネルギーになるという役割も担っています。だから、減らしすぎは危険です。程よく減らすことを心がけましょう。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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