妊娠後期のつわり

妊娠後期のつわりの原因と対策まとめ

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
妊娠後期のつわりの原因と対策まとめ

つわりって、妊娠初期にでる症状なのではないの?と思われている方が多いと思いますが、妊娠後期になって、またつわりの症状が出る人がいます。妊娠後期になって、自由に色々なものが食べられるようになると思っていたら、つわりでつらい時間に逆戻りというのはなかなかきついものです。なぜ妊娠後期に再びつわりの症状がでるのでしょうか。その原因と対策について考えてみましょう。

目次

  1. 妊娠後期につわりが起きる原因
  2. 食事は少量を何回もに分ける
  3. こまめに水分を取る
  4. 食後しばらくは、横にならない
  5. お腹を締め付けない
  6. 症状が出た時点で相談
  7. 最後に

妊娠後期につわりが起きる原因

妊娠初期につわりがなかった人も、なることのある妊娠後期のつわり。お腹が大きくなって、動きが制限される中でのつわりも、なかなかきついものです。

妊娠後期のつわりは、吐き気や胸やけだけでなく、胃痛などを訴えられる人もいます。どの症状も子宮が大きくなって、胃が押し上げられてくることによります。しかしながら、子宮が下に降りる臨月になっても、つわりの症状を訴える人も中にはいます。

どちらにしろ、出産がすめば、つわりの苦しさも、お腹が大きいことが原因のつらさからは解放されます。あと少しの辛抱ですので、頑張りましょう。

食事は少量を何回もに分ける

妊娠中とはいえ、規則正しい生活をしたいですし、だらだら食べて虫歯などになるのは嫌です。しかし、つわりになったら、1回の食事の量は少なくして、食事の回数を増やしましょう。そうすることによって、胃への負担が少なくなり、胃のムカつきを抑えることができます。

また、食事そのものも胃に優しいものを食べると良いです。でも、さすがに毎日、おじややスープでは味気ないですし、おかゆはそれと一緒に食べたいもの、例えば梅干しなどは塩分が高く、他のことが心配になります。その点については、例え少し噛みごたえのあるものでも、よく噛んで食べることで消化を良くすることができ、問題を解決することができます。

こまめに水分を取る

つわりはひどくなると、水を飲んでも吐き気がするようになります。しかし、水分は重要で、水を飲むと吐き気がするからと言って、水分を飲むことを控えると、例え室内で静かにしていても脱水症状が出ることがあります。とはいえ、食事中や食後に水を飲むと、胃液が薄まり、消化が遅くなり、つわりの度合いもひどくなります。そこで、水分はきちんととるけれど、食事中や食後ではなく、それ以外の時に小まめに水分摂取するようにしましょう。

また、摂取する水分も少し工夫をしましょう。例えば、炭酸は気分転換には有効なのですが、胃の中をガスで満たし、つわりを助長します。果汁のジュースもそればかりに頼ると糖分が気になるところです。水やお茶を飲んでも吐き気を感じるという人は、水に檸檬を絞ったり、フルーツ酢を使ったサワーなどを飲むようにしましょう。

食後しばらくは、横にならない

つわりになると、食べなければという義務から食事をするので、どっと疲れます。でも、食後すぐに体を横にすると、胃液が逆流しやすいので止めましょう。1時間は横にならないようにしましょう。体を横にしなくても、ソファにゆったり座るだけでも十分に体を休めることができます。

また、夜、寝る時は、枕で少し体を起こすような感じで寝ると楽です。抱き枕などもお勧めですが、わざわざ買うのはちょっとという人は、家にあるクッションや薄手のお布団などを工夫して使って、貴方が楽だなと思う形を見つけましょう。

寝ることは体力を復活させるために必要です。つわりで眠りが浅くなるのを避けるために、食事をする時間を変えてみたり、部屋の空気を入れ替えて眠りやすい環境を整えたり、体に負担にならない睡眠導入法を考えましょう。

お腹を締め付けない

腹帯やサポーターなど、お腹を冷やさず、支えるためや腰痛防止のために使っている人も多いかと思います。でも、それらでお腹を締め付けすぎるとつわりを起こします。正しい使い方をしているか確認し、おへそより下側を支え、上側は締め付けないようにしましょう。

症状が出た時点で相談

ここまで来てつわりなんてと思われる人、多いと思います。症状が出たら、お医者さんに話しておきましょう。そして、どう対応したら良いか、アドバイスを受けると良いです。つわりは精神的なことでも起こるので、もしかしたら出産や、その後の子育てに対する不安があるのかもしれません。不安を話して楽になりましょう。

妊娠中のお薬は注意が必要ですが、妊娠後期になると飲んで大丈夫なものが増えてきます。つらくてたまらない場合は、お医者さんに相談して、指示を仰ぎましょう。お医者さんがこれは薬をと思われたら、赤ちゃんに影響がないお薬を処方してくれます。

繰り返し書きますが、妊娠中は飲まないことが良いとされている薬があります。自己判断で市販薬を飲むのは絶対に止めましょう。

最後に

出産前にやっておきたいこともある中での後期つわり、とてもつらいですね。でも、これはもうすぐ出産ですよという合図でもあります。周囲の人の助けと理解を得ながら、乗り越えていきましょう。応援しています。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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