妊娠中の注意点

妊婦はいつまで飛行機に乗れるのか?知っておきたい注意点

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
妊婦はいつまで飛行機に乗れるのか?知っておきたい注意点

妊婦さんはついからいつまで飛行機に搭乗することができるのでしょうか?

家族旅行や里帰りのために利用する人も大勢いらっしゃいますが、機内でお見かけすると不安になるものです。「産まれたら大変だ」と。

何ヶ月目のだろうか?同伴者はいるのだろうか?と座席が近いと心配にもなるものです。偵察もかねた社交辞令で、「何ヶ月ですか?」「(誕生が)楽しみですね」「どちらまで?」と情報収集をしてしまいます。医療従事者でない為、安心・安全と分かっていても心配は付いてくるのです。

搭乗前または予約時点で妊婦であることを伝え、搭乗条件を確認しているはずですが、どのような条件があるのでしょうか。

目次

  1. 搭乗する各航空会社によって搭乗に関する条件が異なる
  2. 妊娠してどのくらいから飛行機に乗ることができるのか
  3. 座席指定
  4. サービス
  5. 用意した方が良いもの
  6. エコノミー症候群
  7. 搭乗時の服装
  8. まとめ

搭乗する各航空会社によって搭乗に関する条件が異なる

搭乗する各航空会社によって搭乗に関する条件が異なります。

ANA、JALの場合

出産予定日の28日前から8日前までは医師の診断書があれば搭乗が可能です。

出産予定日の7日前からは医師の同伴があれば搭乗することが可能となっていました。

28日より前であれば特に申請は必要なく搭乗することが出来るようです。

ジェットスターの場合

妊娠29週目以降からは診断書の提出が必要となります。

また、フライト時間が4時間未満であれば40週まで搭乗可能、フライト時間が4時間以上であれば36週までは搭乗可能です。フライト時間によって搭乗が制限される場合があるようです。

スカイマークの場合

出産予定日の28日前から8日前までの方は、診断書の提出が必要です。

診断書は原本を提出します。

出産予定日7日前の場合、医師の同伴又は助産婦の同伴が必要となります。

出産予定日29日以前場合、一般の方と同じ条件となりますが、心配であれば医師の診断書をお持ちになる又は、事前に医師の判断を仰いでください。

Peachの場合

出産予定日14日以内の航空旅行自体をすすめてはいません。

そうしても搭乗が必要な場合は、出産予定日14日以内であれば、医師の診断書の提出・医師の同伴両方が必要となります。

出産予定日15日から28日以内の場合、医師の診断書の提出が必要となります。

アシアナ航空の場合プレマムサービスというそうです。響きがかわいいですね。

妊娠32週未満の場合一般の方と変わらない条件となります。

妊娠32週~36週未満、7日以内に作成された医師の診断書の提出が必要となります。

妊娠36週以上は、3日以内に作成された医師の診断書の提出が必要となります。ただし、多胎児妊娠の場合は32週目以上となります。医師の診断書は、事前承認を得なければならないという条件もあります。

妊娠してどのくらいから飛行機に乗ることができるのか

そもそも妊娠してどのくらいから飛行機に乗ることができるのでしょうか。

規約には乗れるのは何日前まで何週目までと制限が書かれていて、搭乗できない日を明記してくれていません。

産婦人科医によると妊娠12週目(4ヶ月)から27週目(7ヶ月)までは安心して搭乗することが出来ますが、医師に相談の上搭乗した方がより安心感を得られます。

つまり、医師が安心としている27週目以降は必ず医師の診断書が必要と言うことになります。

受け取った診断書をどこに提出するのでしょうか。航空券を予約した際、妊婦であることを告げると診断書の提出をお願いされます。PDFなどの電子データでのやり取りもあるようですが、当日窓口で確認するということの方が多いようです。

また、妊娠していると席を工夫しいてくれ過ごしやすい空間を用意してくれます。CAの方々にも情報を流し気に留めるよう支持を出してくださいます。

座席指定

座席を指定するのであれば、出入りしやすいように立ちやすいように通路側の席を取ると出来るのであればトイレの近くの通路側がよいと思います。

すぐにトイレにもいけますし、妊娠中の尿トラブルはつき物ですので安心感を得られます。

JALの規約の中にも立ちやすいように通路側の席を選ぶことをお勧めします。と記載してあります。

シートベルトですが、直接子宮を圧迫しないように毛布の上からシートベルトを締めえください。毛布は、機内で出してくれるので、お声がけしてください。

サービス

JALでは、「ママおでかけサポート」と言うサービスもあります。インターネットなどで搭乗券を購入後、JALスマイルサポートデスクに電話をして事前予約をすることができます。JALを利用の際は使ってみたいサポートです。

どの航空会社も事前改札サービスを行っていて妊娠中だと優先搭乗させてもらえます。ANAではマタニティタグを配布しており、ANAカウンターで希望すれば受け取ることが出来ます。

用意した方が良いもの

2015年5月 エア ナダ機の乗客が機内で出産し、目的地の成田空港に緊急着陸するという出来事がありました。海外の飛行機内で出産後緊急着陸は一年に何度も起きているそうです。

JALによれば2001年の機内出産を最後に機内で出産された方はいないそうです。

妊婦本人、同伴される方には是非機内には、

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 緊急連絡先
  • マタニティマーク(ANA、JALならカウンターで受け取る事が出来ます。)

を手荷物で持ち込み、万が一の体調不良に備えてください。

エコノミー症候群

搭乗してからもエコノミー症候群を予防するためにこまめな体勢移動、ストレット、湿度が低く乾燥するためマスクを着用、身体の水分も奪われますのでこまめな水分補給も忘れずに行ってください。

また、搭乗前も搭乗後も炭酸飲料水は飲まないように心がけてください。お腹が張る原因となります。

搭乗時の服装

搭乗時の服装も出来るだけ気をつけなければなりません。

ゆったりとした子宮を圧迫しない服装を心がけてください。マタニティ用のワンピースやメンズサイズの洋服を着用するなど出来る限り負担の少ない服を着るとよいと思います。

また、上げ下げがしやすい服装であることも大切です。

機内の化粧室は広くはないらです。身重な姿で限られたスペースの化粧室に入り動きをとることが非常に大変です。出来るだけ動きやすく、圧迫しない上げ下げの簡単な服装を心がけてください。

身体を締め付ける服は、血行を妨げお腹が張る原因となります。

お腹が張る、痛みを感じることは胎児にとても大きな負担、ストレスを掛けていることにもなります。

まとめ

ご自身もお腹の赤ちゃんも快適に空の旅を過ごせるよう、航空会社だけでなく自身でも少しの心配りでより素敵な旅ができるはずです。

妊婦時しか作ることができない楽しい旅のひと時をつくってくださいね。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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