排卵から着床

排卵から着床までの日数と時期のまとめ

 
福山真子
投稿者 福山真子. 更新された: 16 1月 2017
排卵から着床までの日数と時期のまとめ

最近では、就職活動を訳した言葉として、就活、という言葉が普及しました。それにならって、婚活(結婚相手を探す活動)、朝活(朝の時間を有効に使うための活動)という言葉もできてきました。それに、最近では、こんな新しい言葉もあります。それは、「妊活」です。さて、これは、何だと思いますか。ちょっと想像してみてください。そう、その字を見れば、大体想像がつきますね。その字のとおり、妊娠するための活動、ということです。さて、この妊活を始めると、排卵日や受精、着床に対してとても敏感になり、自分でも正しく把握しておきたいですよね。特に女性はそうでしょう。しかしながら、着床とはどんなものか、受精から着床までの日数はどうくらいなのか、またどんな流れでそれが起きるのか、などなど、具体的にはあま り分からないかもしれません。実際、私もよく知りませんでした。しかし、これは、本当に大切です。排卵日以降に自分の体内で何が起きているのかを理解しておくことは、妊活の第一歩で、とっても大切なことですよ。今回は、受精から着床までの流れ、それぞれの時期や着床までの期間・日数について、ご説明します。興味がある方は、この下の記事をどうぞお読みください。わかりやすくかかれていて、きっとためになる情報がたくさんあると思いますよ。

目次

  1. 精子と卵子が作られる
  2. 精子と卵子が出会って受精する
  3. 受精卵
  4. 着床

精子と卵子が作られる

まず、受精とは、何でしょうか。それは、それぞれの卵子と精子が合体・融合し、受精卵が生まれる現象をいいます。着床とは、その受精卵が子宮内膜に根付くことを意味しています。受精してから着床するまでの日数を、あなたはご存知ですか。それは、実は、約7日間なんです。その間で、たった1つの細胞であった受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へと進み、子宮腔内にある子宮内膜に着床するんです。それから、着床開始から完了するまでは、どのくらいかというと、だいたい5日かかると、言われています。つまり、排卵から2週間ほどかけて、繰り広げられる一連の過程が、着床までおおまなか流れといえます。ここまで意味がわかりましたか。それでは、次に、妊娠が成立するまでの一連の流れを具体的に見ていきましょう。

精子と卵子が出会って受精する

ご存知のとおり、妊娠が成立するには、卵子と精子がなければ始まりません。男性の精子は日々、作られているものですが、女性の卵子は月に1回しか排卵されず、妊娠可能な期間も限られているんです。そのため精子は、適切なタイミングで卵子と出会う必要があるのです。知っていましたか。そのタイミングがあうのは、ある意味、奇跡と言えるでしょう。それに、精子は3~4日ほど寿命がありますが、卵子は排卵後24時間しか寿命がありません。とっても短いですね。さらに言うと、特に受精しやすいのは、その24時間のうちでたったの6~8時間ほどだそうです。このタイミングは、やっぱり運命というか、奇跡的な出会いということでしょう。

受精卵

男性の精子は、子宮口から入って子宮頸管を通って子宮腔、卵管へと進みます。そして、卵管采で待つ卵子を目指して、進んでいきます。精子が子宮内を進むスピードは1分間に2~3mmほどというとてもゆっくりなスピードだということ、ご存知でしたか。そこで、もっと具体的に、たとえてみましょう。精子が卵管采まで到達する距離を人間の大きさに当てはめると、約300kmで、東京-名古屋間の距離に匹敵します。うわー、すごいですね。これには、私もびっくりしました。受精のために、精子は途方もない距離を一生懸命進んでいるということがわかりますね。感動的なものです。強い精子だけが、行き進めるということです。

それから、次に、精子と卵子が合体・融合して生まれるのが、受精卵です。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、卵管を進みます。受精から4~6日間かけて細胞分裂をし続け、 精卵が「胚盤胞」と呼ばれる状態にまで成長した頃、子宮腔内にたどり着きます。そして、子宮内でプカプカと浮かびながら子宮内膜に着床するタイミングを見計らっているのです。ここまで、状況がわかりましたか。ちょっと色々と専門的な、聞きなれない用語も出てきていると思いますが、この様子が、あなたにも、お分かりいただけたでしょうか。

着床

では、引き続いて、着床とは、何かご説明しましょう。一般的に話しますと、受精から7日目頃に着床が起こるといわれています。胚盤胞(受精卵)を覆っていた透明帯と呼ばれる膜が破れて孵化し、子宮内膜に根を張ります。つまり、これが「着床」というものです。5日間ほどかけて子宮内膜の中へともぐりこんでいきます。着床が完了すると、ここから、細胞が分化し始めて胎盤や胎児の形成が始まることになります。これで、どんどんと子供が大きくなっていくんですね。

以上のように、排卵から着床までの日数と時期について、まとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。様子がわかりましたか。妊活しているみなさん、がんばってください。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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