排卵検査薬の使い方とタイミング
妊活をされている方、排卵検査薬を使っても上手く妊娠しないなと落ち込んだり悩んだりしていませんか?
そんな方は、もしかしたら排卵検査薬の使い方とタイミングが間違っているのかも知れません。
排卵検査薬はただ使えばいいという物ではありません。使うタイミングがとても大切です。
それでは、どのタイミングで排卵検査薬を使えばいいのかみていきましょう。
従う手順:
排卵検査薬は、尿に含まれる「黄体ホルモン(LHホルモン)」の濃度によって排卵日を予測します。
黄体ホルモンとは、常に体内にある女性ホルモンで排卵の前後になると急速に分泌されます。特に、排卵の直前に多く分泌されます。その為、排卵検査薬は排卵日前後でも陽性反応が出ます。
排卵検査薬の陽性反応が出てから24〜48時間後に排卵が起こるといわれているので、陽性反応が出始めた後が妊娠しやすい時期となります。
よって、排卵の時期以外で排卵検査薬を使っても意味がありません。
効果的に無駄なく使うには、排卵の時期をまず知る事です。
排卵の時期は、基礎体温と月経周期によって知る事ができます。
基礎体温から、妊娠しやすい排卵日を確認する方法は、一般に低温期から高温期に体温が上がった時とされています。ですが、この時期を予測することはとても難しいです。その為、このタイミングに排卵検査薬を使って排卵日を予測するのです。
基礎体温に月経周期を合わせると、よりタイミングよく排卵検査薬を使うことができます。
ですが、月経周期が規則的な場合と不規則な場合によって、そのタイミングは異なります。
【月経周期が規則的な場合】
一般的に、次の月経の開始予定日の14日前ごろに最低体温日(排卵日)がくるので、次の月経の開始予定日から17日前から排卵検査薬を使い始めると数日以内に陽性反応が出ます。確実に知りたい場合は、20日前後つまり、月経が終わって少しして使い始めるといいでしょう。
【月経が不規則な場合】
月経周期が不規則な場合は、次の月経開始予定日を予測するのは難しいですよね。その為、基礎体温と合わせてチェックしていきましょう。
まず、基礎体温表から過去の月経周期をみて、月経開始日から最短で最低基礎体温日がきた時期を調べます。次に、月経開始日をスタートに、「月経開始日から最低基礎体温日の期間」から1日引いた日数が過ぎた日から排卵検査薬を使い始めます。早ければその日に、遅くても10日以内に陽性反応が出るでしょう。
※基礎体温がまちまちで、最低体温日が分からない場合は、排卵検査薬を毎月「月経開始日から10日後から毎日」使うといいでしょう。
基礎体温をつけていない場合は、過去の月経周期で最も短い周期でくると仮定し、その月経予定日の17日前から排卵検査薬を使ってみてください。
例えば、過去の最も短い月経周期が25日の場合、前回の月経が始まって8日目(25ー17=8)に排卵検査薬をつかいます。早ければ数日、遅くても10前後で陽性反応が出るでしょう。月経周期のばらつきがどのくらいあるのかによって日数は変わってきます。
【その他の方法】
基礎体温も月経周期も、とても不規則でいまいち排卵日が使えない場合、おりものから予測することも出来ます。一般的に、月経開始日から8〜10日頃のおりものは、下着にべっとりと着く様な粘りのあるおりものが増えますが、その後2〜3日経つと、粘りの無いさらっとしたおりものに変化します。このような、おりものが出たら排卵日が近づいている証拠です。排卵検査薬を使いはじめるタイミングです。
また、排卵直前になるとより粘りの強いおりものが2〜3日続きます。
ただ、おりものは、各個人で差があるので、あくまでも一つの目安としてみて下さい。
排卵検査薬は、その精度によって陽性反応が出るタイミングも違ってきますし、また、人によっては合う、合わないもあったりするので、自分に合った排卵検査薬を見つけて上手に使って下さいね。
この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。
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