生理期間を短くする方法

生理期間を短くする方法

プールやお泊まりNG、お風呂も気を使う…体調も悪いし気持ちもブルー…そんな辛い症状が続く生理期間ですが、女性にとっては切っては切れない悩みですよね。早く過ぎ去って欲しいとよく思うこともあると思います。生理が来ること自体はホルモンによる自然な働きですので、これを止めることは出来ませんし、体に良くありません。しかし、無駄に長引いてしまうような生理期間を極力短くすることは可能です。そのための鍵を握っているのが、骨盤底筋という筋肉です。今回はこの筋肉に焦点をあて、体に負担をかけず、自然な形で生理期間を短くする方法について見ていきます。

従う手順:
1

骨盤底筋について

骨盤底筋とは、内股に付いている筋肉のことで、和式トイレをする時やしゃがんで拭き掃除をする時に自然と鍛えられる筋肉のことです。しかし、今の世の中トイレは洋式が多いですし、しゃがんで拭き掃除なんて滅多にすることではありませんから、普段の日常生活でこの骨盤底筋が鍛えられることはほとんどありません。しかし、結論から述べると、この骨盤底筋を鍛えれば生理期間の短縮が期待ができるのです。その仕組みを簡単に説明します。尿意を我慢するときに働く筋肉がこの骨盤底筋です。つまり、この筋肉が衰えてしまうと尿漏れを起こしやすくなります。良くある話が、出産後に骨盤底筋が緩んで尿漏れで悩むといったケースです。しかし、この骨盤底筋を鍛えてしまえば尿漏れは起こらないのです。これと同じ原理で、骨盤底筋を鍛えることで経血の漏れを防ぐことができます。そしてトイレの時に一気に出すのです。これを月経血コントロールといい、これができれば生理期間を短くできると言われています。

2

月経血コントロールについて

月経血コントロールができれば、骨盤底筋が鍛えられます。骨盤底筋が強くなれば姿勢も良くなり、冷え症対策にも繋がります。ではその様な月経血コントロールとはどの様なものなのか具体的に見ていきましょう。月経血コントロールとは、膣内に月経血液を溜めておき、トイレの際に腹圧によって一気に排出し、月経血の流出をコントロールする方法のことです。言い換えれば、ナプキンが極力汚れないで済む方法というわけですね。基本的には尿や便を排出する時と同じですが、日頃から骨盤底筋を鍛えていないと上手くいきません。それでは次に、この骨盤底筋を鍛える方法について見ていきます。

3

骨盤底筋トレーニングについて

地道なストレッチにはなりますが、骨盤底筋を鍛えるトレーニング方法があります。まずは、仰向けに横になってください。そして自然な呼吸でゆっくりと膣を締め上げて、その状態を3秒間キープしてください。そして最後に息を吐きながらゆっくりと緩めていってください。このステップを三回繰り返します。そしてキープ時間を徐々に増やしていってください。慣れてきたら、立ったままであったり椅子に座った状態であったり、いろいろな姿勢でチャレンジしてみてください。これによって骨盤底筋を鍛えることができると言われています。

4

月経血コントロールのトレーニング

骨盤底筋が鍛えられたら、次に月経血コントロールにチャレンジしてみましょう。トレーニングの仕方としては大きく三つあります。まずはじめに、生理が来たら膣を締める感じで姿勢を良くしてください。次に、慣れないうちは難しいかもしれませんが、月経血が貯まってきたなと感じたらトイレに駆け込むようにしてください。そして息を吐きながらゆっくりと腹圧をかけていき月経血を排出するというステップです。この時、あまり腹部に力を入れ過ぎないように注意してください。

5

タンポンを使ってさらに短縮

月経血コントロールまでできるようになれば、生理期間をノンストレスで健康的に短縮することができますが、それでもまだ膣内に微妙な月経血液が残る場合があります。その時に使用するのがタンポンです。いわゆる使い捨てビデですね。これを使うことで、生理の終わり際に微妙に留まっている月経血をキレイに排出することができ、さらなる生理期間の短縮が期待できます。

6

ここまで、生理期間を短縮する方法について見てきました。健全に短縮するにはまず骨盤底筋を鍛えることが必要ですので、すぐに効果が出るわけではありません。地味なストレッチを毎日続けて筋力をつけ、少しずつ短縮していく形が理想です。仕上げのタンポンは慣れないうちは苦手かもしれませんので、無理にする必要はありません。慣れて平気になってきたら是非試してみてくださいね。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

生理期間を短くする方法と関連した記事をチェックしたい場合は、家庭医学のジャンルから探すことができます。