耳が痛い

耳の後ろが痛い時の原因と対処法

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
耳の後ろが痛い時の原因と対処法

耳の後ろが痛くなったことはありますか?あまりめったにないことかもしれませんが、耳の後ろといえば大事な頭部ですので、痛みがあると心配になりますよね。特になかなか引かない痛みや辛い痛みの場合は、余計に心配になってしまいます。耳の後ろが痛いのには、どうやらいくつか原因として考えられるものがあるようです。今回は、その原因について探っていきたいと思います。同時に簡単に対処法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

参照元:bemozza.org

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目次

  1. おたふく風邪
  2. リンパ節炎
  3. 後頭神経痛
  4. 顎関節症
  5. 粉瘤(ふんりゅう)
  6. まとめ

おたふく風邪

顔がまん丸に腫れて面長の人も丸顔になる「おたふく風邪」ですが、おたふく風邪を発症すると症状として耳の後ろの痛みと腫れが発生します。おたふく風邪は「流行性耳下腺炎」というのが正式名です。これは「ムンプウイルス」というウイルスが原因で引き起こされる病気です。ウイルスが体内に入ってから、潜伏期間が2週間前後あり、感染しても症状が現れない場合もあります。

感染して症状がでると、耳下腺・顎下腺がある部分に痛みと腫れがあらわれます。多くは耳の下部分に現れる場合が多いと言われていますが、耳の後ろ側に症状がでる場合もあります。特徴として、最初に片側の耳が痛くなり、その後数日経つと両耳に症状が現れるようです。耳付近の痛みと腫れ以外の症状として、発熱・頭痛などの症状もあります。

子供に発症することが多いとされている理由は、集団感染しやすいからと言われています。原因となる「ムンプウイルス」は、くしゃみや咳などにより空気感染するために、学校などの子供が集まりやすい場所で流行することが多いからでしょう。しかし、一度おたふく風邪になると、体内に抗体を持つので、再び症状が出ることはありません。なので、子供の時におたふく風邪になっていない場合は、大人になっても発症するケースがあります。また、その場合、子供の時より重症化するといわれているので、気をつけましょう。

対処法ですが、ウイルス性の感染症なので、細菌性の感染症のように抗生物質が効かないです。ですので、感染して症状が出てしまったら自宅で安静にするしかないでしょう。基本的に発症後5日間は学校などは出席停止になるので、登校してはいけないので、治るまで大人しくしているだけになりそうです。

リンパ節炎

リンパは人間の体中に流れていますが、耳の後ろにもリンパ管があります。ですので、リンパ節炎になると耳の後ろが痛くなり腫れることがあるでしょう。リンパ液が合流している部分をリンパ節といい、そのリンパ節で炎症が起きる症状を「リンパ節炎」といいます。

リンパ節の働きは、リンパ液を生産したり、異物が侵入してきたときに、そこで止めるようになっています。なので、細菌やウイルスが侵入した際に排除する働きの中で、リンパ節が腫れて痛みが発生する場合があります。

風邪をひいた時などにリンパが痛くなるイメージがありますが、耳付近のリンパ節が腫れるときは、耳の炎症(外耳炎や中耳炎など)である場合も可能性としてあります。いずれにせよ、リンパ節炎を発症して、辛い場合は医療機関(耳鼻科など)に行って適切な処置を受けると良いでしょう。

後頭神経痛

後頭部の神経部分に痛みを感じるのが「後頭神経痛」です。後頭神経というのは頭部の皮膚のすぐ下にある神経です。ここが何らかの原因で刺激され、耳の後ろに痛みを感じるようです。ただ、痛みの感じ方に個人差があり、あまり強くない鈍い痛みを感じる場合もあれば、激痛を感じる人もいます。総じていえば、電流が走るようなピリピリした痛みが多いようです。しかし、ひどい人だと、目の奥の部分までも痛みを感じてしまうケースもあります。

後頭神経痛が起こる原因として、過度のストレスやビタミン不足、疲労の蓄積が主なものと言われています。しかし、他の病気の影響や併発している場合もあるので注意が必要です。

会社での仕事のストレスや過度な残業が負担となって、後頭神経痛を発生させる人も少なくはないでしょう。頭部からの痛みなので、偏頭痛などと勘違いしている人もいるでしょう。

対処法としては、一番良いのは「十分な休息」です。ストレスや積み重なった疲れから解放されることが何よりもの治療といえるのではないでしょうか。もちろん、他の病気に併発している場合でも、休養は必要でしょう。

顎関節症

顎関節症は、聞いたことがある人も少なくないかもしれません。あごの関節や、顎を動かす咀嚼筋に異常をきたしてしまい、あごに痛みを感じたり、口が開けにくいなどの症状が現れるものです。口をあける時に「ガクッ」と音がしたり、ご飯が食べづらかったりするでしょう。あごは耳に近い部分なので、顎関節症が原因で耳の後ろが痛くなる場合も往々にしてあります。

歯の噛み合わせや、ストレスやあごの筋力低下など、色々な原因があるとされています。原因によっては治療方法が異なることがあります。顎に異変を感じて耳の後ろが痛い場合は、病院へ行って適切な治療を受けましょう。

粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤(ふんりゅう)という単語を聞いたことある人は少ないでしょう。これは、「アテローム」とも呼ばれる、皮膚の良性腫瘍のひとつで、「イボなのでは?」と勘違いされがちな出来物のことです。粉瘤ができやすい場所には、皮膚がある身体中どこにでもできます。その中でも、顔や頭、首、耳、背中、お尻にできやすいといわれています。耳などに粉瘤ができた場合は、炎症が起きて痛みをともなう場合があるようです。

放っておいても自然治癒はなく、大きくなってしまうので早めに対処する必要があります。無理やり垢を排出しようとすると炎症と痛みが増してしまいます。病院へ行って切開手術を受けましょう。

まとめ

耳の後ろが痛いときの原因について、今回は解説してみました。痛みが強いときは放置せず、きちんと病院へ行きましょう。

参照元:creativechristianmama.com

耳の後ろが痛い時の原因と対処法 - まとめ

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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