薬無しで腹痛を和らげる方法

お腹が痛い時は、たいてい、おトイレで出すものを出せば楽になります。我慢は厳禁です。通勤途中であっても、おトイレに駆け込んで、お腹の中を綺麗にしてしまいましょう。今はちょっとと思って、我慢してお腹の中に留めているものは、言ってしまえば毒素です。毒を全部、出してしまえば、楽になります。とはいえ、外でのおトイレはなかなかつらいものがありますよね。お腹が痛くなりやすい人は、貴方が気兼ねなくおトイレをするのに必要なグッズを持ち歩かれることをお勧めします。

お腹が痛くなったら、ベルトを緩めることはもちろん、スカートやズボンのウェストを緩めると楽になることがあります。その上で、お腹をゆっくり大きくさすりましょう。この方法ならオフィスに座った状態のまま、誰にも分らずにケアをすることができます。スカートの場合、チャックが前にはなく、横だったり、後ろだったりしますよね。その時は一番上のボタンのところだけでも外しましょう。とっさに立たなければいけない時でも、一番上のボタンだけならすとんと脱げてしまうことはありません。

腹痛に限らず、体調が悪い時はこれが一番です。体を横にして休みましょう。生理痛の場合は、体を横にして椅子に座るような形を作ると楽になります。実はいうと、私もお腹がよくいたくなるのですが、正座したまま、前へ突っ伏して、背中を丸めていると楽になる気がしています。正座のままが必要かどうかは別として、背中を丸めると腹痛が楽になるというのは本当のようです。その反対に、背中をそらすと腹痛はひどくなるものらしいです。何はともあれ、体を楽にして、痛みが過ぎ去るのを少し待ってみましょう。

腹痛の原因は往々として、冷えによることが多いです。おなか周辺を温めましょう。いわゆるお腹だけでなく、腰なども温める効果的です。温めるものはホッカイロや湯たんぽなどがすぐに思いつかれるかと思いますが、温かい飲み物が入ったジュース缶やペットボトルでも代用できます。それらが手に入らない時は、上着やひざ掛けをお腹回りにまくだけでも違います。ちなみに、何かを使ってお腹を温める時は、洋服の上からであったり、タオルで一度巻くなりして利用するようにしましょう。低温やけどの原因となります。

お腹が痛くなりそう、どうしよう、どうにかしなきゃと思うと、さらに痛くなるものです。だから、気をそらしましょう。具体的には、外の風景を見たり、首をくるんと回してみたりしてみましょう。また、楽しいことを頭で想像するのもお勧めです。今日、会社帰りにあの店に寄ってみよう、寄ったついでに何をしようかなどと考えます。ひどい腹痛の時はとてもじゃないけれど、こんな余裕はないかと思いますが、痛みが軽い段階であればこのようなことも、痛みを和らげてくれます。

腹痛に深呼吸？と思われるかもしれませんが、お腹が痛くなると、どうにかしなきゃという気持ちが呼吸を浅くします。そうすると、体に取りこまれる酸素の量が少なくなり、筋肉を硬直させ、さらにお腹が痛くなります。おへそのあたりに心を集中させ、深くゆっくり空気を取り込み、ゆっくり静かに吐き出しましょう。たったこれだけのことを繰り返しするだけで、体はリラックスし、心が落ち着くのが分かることでしょう。

深呼吸と同じことですが、ツボ押しも有効です。万能ツボと呼ばれる親指と人差し指の指が交わるところにある合谷（ごうこく）や、手首とひじの真ん中あたりの親指側にある温溜（おんる）などを3秒ほど押しては離すを数回繰り返してみてください。合谷は痛みを、温溜はお腹周辺の血行を良くします。

コーラの何が良いのか、お腹が痛くなったらコーラを飲むと良いと言われています。海外にいた時のことです。お腹が痛いというと、ちょっと待ってと言って、知り合いが消えました。薬を買いに行ってくれたのだと思ったら、コーラを買って来ました。日本に帰ってから、このことを友人に話すと、腹痛にはコーラというのを私も知っていると言いました。彼女曰く、コーラの甘味料が腹痛に良いのだそうです。全世界的に良いと言う人がいるということは、効果があるのだと思います。

腹痛は誰にでも起こる症状です。自力で治すことができたら、それに越したことはありませんが、痛みがだんだん強くなったり、いつもとは違う痛み方だったら、病院に行きましょう。大きな病気が隠れているかもしれません。念には念を入れて、自分の健康を守りましょう。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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