妊娠と食べ物

妊娠中に避けたい食べ物

Kollama Yujiro
投稿者 Kollama Yujiro. 更新された: 16 1月 2017
妊娠中に避けたい食べ物

普段は食べたいものは何でも気兼ねなく食べることが出来ますが、妊娠するとそういう訳にもいきません。お母さんが食べたものは、おなかの赤ちゃんにも影響しますので、気をつけなければなりません。妊娠中のお母さんはもちろん、周りの御家族や友人も、妊娠中に食べてはいけないものを知っておくことで、お母さんをサポートできますのでぜひ覚えておきましょう。今回は妊娠中に避けたい食べ物についてご紹介します。

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目次

  1. 生の魚介類・生肉類
  2. カフェインが入っている飲料
  3. アルコール類
  4. 低脂肪ヨーグルト
  5. おわりに

生の魚介類・生肉類

生の魚介類は火を通さないので、「ノロウイルス」が存在している可能性があるので控えたほうがよいでしょう。ノロウイルスは感染力が強く、38℃以上の熱や、嘔吐下痢、腹痛などを引き起こします。ノロウイルスは牡蠣やあさり、しじみなどの二枚貝に多く存在していると言われていますので、注意しましょう。妊娠中は免疫力が低下しているため、生ものに付着しているウイルスで食中毒になる可能性も高く、気をつけなければなりません。このようなウイルスやバイ菌は、加熱することで死滅させることが出来るので、妊娠中に魚介類を食べる際はしっかりと加熱するようにしましょう。同様の理由で馬刺しやレアステーキ、ローストビーフも控えたほうがいいでしょう。また、お刺身は魚の体内に水銀が含まれており、おなかの赤ちゃんに蓄積されてしまう可能性があるので、特にマグロやクジラは控えるようにしましょう。お寿司も禁物です。

妊娠中に避けたい食べ物 - 生の魚介類・生肉類

カフェインが入っている飲料

妊娠中はカルシウムを多く摂取する必要があるのですが、カフェインは血を作ってくれる鉄分の吸収を阻害し、カルシウムを流出させてしまうので、妊娠中は控えたほうがいいでしょう。また、カフェインは人間の神経系統にも作用すると言われており、赤ちゃんに大きな負担や発達障害を与えてしまう可能性がありますので十分注意が必要です。カフェインが含まれる飲料にはコーヒー、ウーロン茶、紅茶、緑茶などがあたります。同じお茶でも麦茶やハイビスカスティーにはカフェインが含まれておりませんので、問題なく摂取できます。またコーヒーにはカフェインレスのものも販売されておりますので、数日に1度くらいの頻度であれば飲んでも大丈夫です。

妊娠中に避けたい食べ物 - カフェインが入っている飲料

アルコール類

当然ですが、妊娠中のアルコールは禁物です。母体を通して赤ちゃんに送られ、重度の障害を及ぼす胎児性アルコール症候群という先天性疾患の原因になってしまいます。大人であればアルコールを肝臓で分解できますが、赤ちゃんにはその機能が未熟なのでアルコールをうまく分解できません。妊娠に気付く前にお酒を飲んでしまっていたという場合はあまり気にする必要はありませんが、やはり妊娠がわかった段階でアルコールを摂取することは控えるようにしましょう。

低脂肪ヨーグルト

意外にも、低脂肪ヨーグルトを毎日摂取することは妊婦にはあまりお勧めできません。体内の赤ちゃんにとって、花粉症などのアレルギーやぜんそくなどにかかる可能性が増加するからです。低脂肪のヨーグルトの方が高確率でそれらの症状を引き起こすということが研究データで明らかになっています。普段から低脂肪ヨーグルトを食べている人や、太ることを意識して低脂肪を選んでしまっている人は要注意です。気をつけましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。基本的にはいろんな栄養素をバランスよくとることが望ましいのですが、赤ちゃんの身になって、分解が出来ないものや発達障害を引き起こすものは控えるようにしましょう。また、カルシウムやタンパク質は積極的に摂取していくことが大切です。お母さんが食べたものが、赤ちゃんの元気の源になりますので、元気で健康な赤ちゃんに育つためにも、お母さんの食事にはしっかり気をつけたいですね。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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