目の上が痛い時の原因のまとめ
「目の上が痛む‥」そんな経験誰しも一度はされたことあるのではないでしょうか。私もあります。仕事をしているときに急に目の上が痛みだして大変でした。痛みのレベルにもよりますが、かなりの痛みの場合、仕事だけではなく、日常生活にも著しい支障をきたしますので、本当に嫌ですよね。そもそもなぜ目の上が痛むのでしょうか。何か深刻な病気が隠れているんじゃないかと不安に思ってしまいます。そこで今回は、そんな目の上が痛む時の原因について見ていきたいと思います。
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目の上が痛む原因って何?
目の上が痛む‥その原因には実は「頭痛」という症状が大きく関係しているんです。原因としては、次の5つの項目が考えられています。
- 眼精頭痛
- 群発頭痛
- 副鼻腔炎による頭痛
- 緑内障による頭痛
- 脳の病気による頭痛
それぞれの原因疾患について、見ていきましょう。
眼精頭痛
デスクワークなどによる長時間のパソコン作業、スマートフォンの使用や読書による目の酷使など、いわゆる眼精疲労からくる頭痛のことです。頭痛だけでなく目が乾く、目がゴロゴロする、ピントが合わない(ピントフリーズ現象)といった症状が出ることが多いです。私の場合は、デスクワークをしている際、頻繁にピントフリーズ現象に悩まされました。普通に目の前の物を見ていても、勝手にピントがずれてしまい、意識しないと元に戻らないのです。そういった時に限って目の上が痛くなり、次第にズキズキとした頭痛に襲われるのです。私の場合は、完全にこれが原因でした。この種の頭痛は、緊張性頭痛とも呼ばれていますが、日本人にもっとも多いタイプの頭痛であると言われています。特に、目の上が締め付けられるように感じるのが特徴で、鈍い痛みが続くのが特徴です。数時間おきに痛む場合もあれば、継続して痛む場合もあります。首や肩の凝りを伴うことが多く、特定の姿勢や作業をし続けることからくる身体的ストレスがトリガーとなり、首や肩回りの筋肉が極度に緊張した結果、誘発される頭痛だと言われています。偏頭痛のような吐き気は伴いません。
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群発頭痛
群発頭痛が原因となって、目の上が痛む場合もあります。ただ、群発頭痛のばあいには、その痛みが桁違いに強く強烈です。目の上、目の奥をえぐられるような非常に強い痛みで耐え難く、じっとしていられなくなります。痛みは数分から数時間続き、一度起こるとしばらくの期間、毎日のように続きます。目の上に激しい痛みを生じ、目の充血や涙、鼻水、まぶたが下がってしまうなどの症状が出た場合は、群発頭痛を疑ってよいでしょう。眠っているときに発症してしまうこともあり、あまりもの痛みで目が覚めるほど強烈です。毎日のようにほぼ同じ時間タイミングで繰り返し襲ってくる痛みがあるのも大きな特徴です。飲酒や喫煙、気圧の変化や血管拡張剤の使用などが原因と考えられています。
副鼻腔炎による頭痛
副鼻腔炎によって引き起こされる頭痛が、目の上に痛みを生じさせることがあります。また、痛みだけでなく、頭全体を重たい感じにさせるのも特徴的です。鼻や副鼻腔が炎症を起こすと、鼻からの空気の通り道が塞がれ、鼻腔に空気が行き渡らない換気障害が発生します。それによって、副鼻腔内の圧力が下がり、三叉神経が刺激され、その刺激にともなって放出される痛み物質が原因で頭痛が引き起こされます。後半のメカニズムは偏頭痛のそれと似ていますね。偏頭痛も厄介ですが、副鼻腔炎の場合は、治療が大がかりになる可能性がありますので、十分に注意したいところです。
緑内障による頭痛
緑内障ゆよる頭痛によっても、目の上が痛むことがあります。急に目の上が痛み、吐き気、発汗などが起こってきます。また、同時に目が充血したり、痛くなったり、目が霞んだりするというような眼科的な症状も見られます。頭痛と共に視機能にも異常を感じたら、まず新聞紙を取り出し、株式市場などの字が細かい紙面を見渡してみましょう。その際に、どこか一部の文字や部分が欠けて見えたりしたら、緑内障を疑い、眼科を受診してみましょう。
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脳の病気による頭痛
脳の病気による頭痛によっても、目の上が痛むことがあります。これは、どの種の頭痛よりも遥かに強烈な痛みを生じ、いつ、どのタイミングで起きたか明確に記憶していることが特徴です。この頭痛を主訴として外来にきた患者は、「今までに経験したことのない激しい痛み」と必ず言います。手足に痺れがある、痙攣を伴う、意識がもうろうとなるといった症状が合わさっている場合は、脳の病気による頭痛と判断してよいでしょう。しかも、その場合には非常に緊急性を要します。すぐさま脳のCTを撮り、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍などの診察を行う必要があります。
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まとめ
以上、目の上が痛む原因について見てきました。いかがだったでしょうか。原因は頭痛です。ただ、その頭痛の種類によって、対策も緊急性も異なってきますから、どのタイプの頭痛なのかを見分ける必要があります。特に、脳の病気による頭痛には注意しましょう。もしそうであった場合には一刻を争う緊急事態です。頭痛は、医師も警戒するほど万病の源とされています。気をつけましょう。
この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。
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