保険証を無くした場合の問い合わせ先や再発行方法

保険証を再発行するには

保険証を紛失したら、まずは警察署に行き紛失届を出します。すると紛失証明書を発行してくれます。保険証を悪用されないためにも、まずは紛失届を出しましょう。次に発行してもらった紛失証明書を、住んでいる市役所または区役所の保険年金課に提出し、再発行を行ってもらいます。発行にかかる手数料は無料です。社会保険の場合は、再発行された保険証は勤務先に送られてきます。紛失に気づいたら、再発行はなるべく早く行ってもらうように手続きしましょう。いつ病気になったり怪我をしたりするかわかりません。ただし、紛失から再発行までの間に病院に行った場合は、保険証がない状況になりますが、再発行された後で、立て替えて支払った医療費を保険発行元に請求できますのでご安心ください。その場合は、実費で支払った分の領収書は必ず病院からもらうようにしてください。差額分を返金してもらう際に必ず必要になります。

窓口での手続きで即日発行

保険証を紛失した場合、役所の窓口で再発行の手続きをとれば、基本的には即日発行してくれます。国民健康保険課・区役所区民課・各出張所などが担当の窓口になりますが、分からない場合は受付で健康保険証の再発行を希望している旨伝えると担当の課を案内してくれます。直接窓口に行く時間がない方は、郵送でも発行できますが、その場合は発行から郵送期間がかかりますので、手元に届くまでは時間がかかります。そのため、出来る限り窓口でお手続きすることをおすすめします。再発行の際には、運転免許証やパスポートなど本人を確認できる書類が必要になりますので、忘れずに準備して行きましょう。

保険証が悪用された場合

もし、保険証が悪用され、金融業者などから金銭の支払い請求が来たとしても、応じる必要はありませんのでご安心ください。通常、保険証を利用しての金銭売買や借金契約をする場合は、必ず本人確認が必要となります。保険証の悪用により本人確認なく生じた金銭の請求には応じる必要がありませんので、しっかり覚えておきましょう。しょうがないと支払うことはありません。金融業者から催促が来た場合は、警察に相談しましょう。また、どうしても悪用が心配だという場合は、「本人申告制度」という個人信用情報機関がありますので、身分証明書の紛失を登録し、個人信用情報の審査を慎重に行ってもらうようにできます。

いかがでしたでしょうか。保険証を紛失しても慌てず冷静に対処することが必要です。大切なのは①再発行の手続きを粉うこと、②悪用による被害を防ぐ、ということです。再発行の手続きはとても簡単ですので、紛失に気づいたらすぐに行うようにしましょう。また、悪用をしっかり防ぐためにも、まずは速やかに警察に届け出を行い、さらに不安な場合は個人信用情報機関に届出を行いましょう。いくら面倒くさいからと言って、紛失したまま放置することだけは絶対にやめておきましょう。トラブルに巻き込まれた際や、病気になった際など、いざという時に大変困ります。とはいえ、一番いいのはなくさないことですので、紛失・盗難には日ごろから気を付けておきましょう。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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