胃腸風邪

胃腸風邪の症状とは

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
胃腸風邪の症状とは

胃腸風邪とは、通常ウイルス性胃腸炎のことを指します。ウイルス性胃腸炎は、通常の風邪の症状だけでなく、吐き気や下痢をともなうとてもつらい疾病です。熱や咳など、風邪のような症状と一緒に、吐き気や下痢もある。栄養をとらなくてはいけないのに、食後にすべて吐いてしまった‥そんな方も多いと思います。食べたいのに食べられないのはつらいですよね。こんな症状を改善する本当があれば、是非知りたいものです。そこで、今回はそんな胃腸風邪の症状について見ていきたいと思います。

出典:blogimg.goo.ne.jp

目次

  1. 症状
  2. 原因
  3. 対処法
  4. 二次感染
  5. まとめ

症状

「吐き気」「下痢」「胃腸炎」の3つが、胃腸風邪の代表的な症状です。熱や咳など、一般的な風邪の症状に加え、吐き気や嘔吐、ひどいときには下痢や腹痛をともなうことがあります。もし、それが冬場に起こっていたら、ウイルスに感染している可能性が大きいです。有名なものでは、「ノロウイルス」、乳幼児に多くみられる「ロタウイルス」、「アデノウイルス」などが考えられます。感染症による胃腸炎にはウイルス性と細菌性がありますが、夏場に多い食中毒の原因はサルモネラ菌や腸炎ビブリオなど細菌によるものです。対してウイルス性の胃腸炎は圧倒的に冬場が多く、俗に「胃腸風邪」とも呼ばれています。

具体的な症状としては、たとえばノロウイルスの場合、感染すると1~2日後に腹部の張り、痛み、吐き気などの症状が現れます。急に吐き気をもよおすこともあれば少しずつ現れる場合もあり、体のだるさや関節の痛み、38度を超える発熱などその症状には個人差があります。回復への近道は、嘔吐や下痢で体内からウイルスを全て排出することなのですが、完全に排出されるのに要する日数を含めて、だいたい2~3日程度で回復するといわれています。

出典:chiebukuro.atarashisouta.com

胃腸風邪の症状とは - 症状

原因

胃腸風邪の原因については、そのほとんどが経口経由です。ウイルス性胃腸炎(胃腸風邪)のほとんどの場合は、口からの感染します。ウイルスが付着した生ガキやホタテなどの食品や水の摂取、調理した人が感染していて食べ物に付着したケース、ウイルスが含まれている便や吐しゃ物が手に触れたことによる二次感染、人から人に飛沫感染するケースなど、感染経路は非常にさまざまあり、そこから集団感染に発展するため、保育園や幼稚園、小中学校など集団生活の場では手洗いうがいといった感染予防が非常に重要になってきます。

出典:userdisk.webry.biglobe.ne.jp

対処法

胃腸風邪への対処法についてですが、ウイルス性胃腸炎にはインフルエンザのように効果的に作用する抗ウイルス薬がありません。そのため、治療法としては吐き気や下痢を抑えるなどの対症療法が中心となります。しかし、ウイルスを早く体外へ出しきる必要があることと、下痢止めなどを飲んでも大きな効果を得られないという報告もあることから強い薬を飲むことはおすすめできません。しかし、症状がつらいときや、免疫力が低い高齢者や幼児の場合はまた話が異なってきますので、ドクターに相談するようにしましょう。

吐き気や下痢があるときは、胃腸をゆっくり休めることが最も大切です。無理に食べようとすると、胃腸への負担となり逆に体力を奪うことにもなりかねません。ただし、脱水症状を防ぐため、スポーツドリンクなどで水分補給をしっかり行うようにしましょう。また、冷えたものより胃腸への負担のない常温のものがいいでしょう。

症状が落ち着いてきたら、おかゆ、スープ、うどん、ヨーグルトなど消化に良い食べ物から再開するようにしましょう。一気に食べようとしないで、胃腸の回復状態をみながら少しずつゆっくり食べていくことが大切です。

二次感染

胃腸風邪の場合、二次感染に気を付けなければいけません。一般的な疾患よりも感染力が強く、集団感染の影響が深刻になりやすい疾患です。たとえばノロウイルスは、感染力が強いため、保育所・学校・高齢者施設などで二次感染による集団感染がたびたび発生します。感染を防ぐためにも、正しい知識と対策方法を理解することがとても大切です。手洗い・うがいの慣行化や、調理器具・食器の消毒、吐しゃ物に触れないなど、ウイルスと接触しないように注意することが大切です。

まとめ

以上、胃腸風邪の症状について見てきました。いかがだったでしょうか。強烈な吐き気と下痢、胃腸炎が主な症状です。食べたいのに食べられない‥、トイレから離れられない‥というのは本当につらいですよね。特にウイルス性感染の場合には特効薬がありませんから、非常につらいです。いくら対症療法で症状が緩和されるといっても、結局は体外に出しきるしかないわけですから、つらい吐き気と下痢に短時間苦しめられるか、少し緩和された吐き気と下痢に長時間悩まされるかの2択になってしまいます。つらい症状もそうですが、二次感染予防のためにも、医療機関には事前連絡の上、早めに行かれることをおすすめします。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

胃腸風邪の症状とはと関連した記事をチェックしたい場合は、病気のジャンルから探すことができます。

の記事にコメントを書く
あなたは記事をどう思いましたか?
21
胃腸風邪の症状とは