妊娠中の注意点

薬なしで治す!妊婦の風邪の治し方

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
薬なしで治す!妊婦の風邪の治し方

まずは、お薬なし。妊婦さんの風邪の治し方10のルール。

風邪は誰でも引きたくないものですが、妊婦さんともなれば、その想いはさらに強くなります。しかしながら、妊娠中は免疫力が下がる傾向にあり、風邪対策を万全にとっていても、引いてしまうことがあります。できればお薬なしで治したいものですが、どのようにしたら良いでしょうか。

従う手順:

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[ちょっと風邪気味から少しお熱があるくらいなら。]

1.寝る-風邪対策の基本の「き」です。

市販薬に添えられている説明書をよく見ると、妊婦さんや妊娠している可能性がある方の服用は控えるようにと書いてあります。だから、妊婦さんは、妊娠していない時のように、風邪薬を飲んで、風邪を治すことは難しいです。

できれば風邪を本格的に引く前、風邪を引きそうだという段階で、体に優しいものをしっかり食べて、水分を摂取し、温かくして早めに休みましょう。

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2.水分補給-脱水症状を起こさせないために。

妊娠中は赤ちゃんに十分な栄養を送るために、妊娠していない時よりも多くの血液が必要です。そのため、妊婦さんは栄養分と共に、水分補給をしっかりする必要があります。しかし、風邪を引くと、のどが痛くなったりもするため、水分補給がなおざりになりがちです。熱の時は汗を多くかきます。それに、熱を下げるためにも水分が必要です。少しずつでも良いので、水分補給はしっかりしましょう。

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3.ビタミンC-風邪のウィルスを撃退するために。

風邪のウィルスが体内に侵入すると、まず白血球が侵入先に直行します。そして、その駆除に努めるのですが、それがうまくいかないと風邪となって身体症状に表れます。白血球にしっかり働いてもらうためには、ビタミンCが欠かせません。血中のビタミンCの濃度が高いと、白血球が活性化するので、風邪を引いてしまってからでも遅くないので、しっかりビタミンCを摂取しましょう。

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4.生姜湯-昔から、風邪を引いたらこれです。

生姜は漢方薬でもあります。3.でも書いた白血球を増やして免疫力を高めます。代謝を良くし、咳や痛みを鎮める効果が期待できます。生姜湯の作り方はとても簡単で、ティースプーン1杯分くらいのショウガをすりおろしたものと、蜂蜜と、片栗粉少量を熱湯で溶かすだけでできます。生姜をすり下ろすのが大変なら、チューブの生姜でも大丈夫です。風邪が治ってからも、風邪予防のために、飲み続けられても良いかと思います。

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5.はちみつと何かー檸檬・大根・玉ねぎなど

蜂蜜には殺菌作用があることが分かっています。蜂蜜を少し口に含み、のどの方に送ると、のどのイガイガや痛みが和らぎます。ただし、蜂蜜は濃すぎる場合もあるので、檸檬や大根、玉ねぎなどを使って、のどや風邪に効果があると言われているシロップを作ると良いです。生姜湯同様、こちらも作り方は簡単で、ザクザクっと切って、蜂蜜につけるだけで良いです。どれも半日から1日でできます。

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6.冷やす-首、わき、手首、足など。

お熱の時、額を冷やすと気持ち良いですが、実質的な効果はあまりないと言われています。それよりも、熱くなった血液が皮膚近くで通る部分を冷やすと良いと言われています。

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7.アイスー食欲がない時に、少しお高めのものを。

風邪の時に食べるアイス、良くないという人もいます。しかし、風邪を引いた時に食欲が落ちた時、口の中でスッと溶けてしまうアイスなら一口、二口、食べることができるということがあります。だったら、食べましょう。食べる際は、できれば少し高めの乳固形分15%以上はいっている種別「アイスクリーム」のアイスを選ぶようにしましょう。そうすれば、口の中のほてりが一時的であったとしても消え、かつ、たんぱく質や糖質を摂取することができます。

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[お熱が38度が見えてきたら。]

8.病院に行く。

妊婦さんが風邪を引いても、風邪のウィルスがへその緒を通って、赤ちゃんに届いてしまうということはないので、おなかの中で、赤ちゃんがママと一緒に風邪を引いたりはしません。ただし、羊水の状態は、ママの体温に影響されます。もともと羊水は37、8度くらいですが、ママの体温が38度近くになったら、羊水も高くなって、赤ちゃんの心拍数が高くなってしまう可能性があります。急ぎ解熱処置をとる必要がある場合もあるので、病院に行きましょう。

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9.お医者さんから処方された薬はきちんと飲む。

妊婦さんは、基本的にはお薬を飲んではいけません。胎児に影響を与える成分が含まれていることがあるからです。しかし、そのような成分が含まれていないお薬もあります。受診している産婦人科に風邪を引いた旨、連絡し、受診すれば、必要に応じて、処方してくださることと思います。海外では、妊娠と同時にビタミン剤を渡されたりもしますが、日本はとても慎重で、どうしても必要という時にお薬を出されるようです。それなので、処方されたら、ご指示の通りに飲むと良いでしょう。

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10.風邪を引いた自分を責めない。

妊娠すると免疫力が下がります。家の中に閉じこもっていても、外から誰かが風邪のウィルスを持ちこめば、風邪を引きます。風邪はストレスでも長引きます。風邪を引いた自分を責めることなく、一日も早く風邪を治すことだけ考えましょう。

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風邪は十分な栄養と休養が第一です。ゆっくり体を休めてくださったらと思います。どうぞお大事に。

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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