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妊娠中に起こる胃もたれと胸焼け対処方法

Kollama Yujiro
投稿者 Kollama Yujiro. 更新された: 16 1月 2017
妊娠中に起こる胃もたれと胸焼け対処方法

妊娠後期になると、胃もたれや胸焼けがよく起こるようになります。解消したくても薬はなかなか飲めませんし、ただでさえおなかが大きくなりストレスが増える時期ですので、何とかしたいですよね。もうすぐ赤ちゃんが生まれてくる妊娠後期に訪れる胃もたれや胸焼けは、少しの工夫で軽減することが出来ます。Hohoron.comでは、そんな妊娠中に起こる胃もたれと胸焼け対処方法をご紹介します。Hohoronの情報を参考にして、もうすぐ赤ちゃんに会える妊娠後期を一緒に乗り切りましょう!

従う手順:

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妊娠後期の胃もたれや胸焼けの原因

妊婦さんは安定期に入ると、これまでのつわりの症状も治まり、すっきり過ごすことが出来ます。しかし、その後妊娠後期になるとおなかも随分大きくなり、再び胃もたれや胸焼けを起こすようになります。その原因として考えられるのは、赤ちゃんの成長に伴い、胎盤や羊水が増加し、子宮が大きく膨らむことで、胃や腸が圧迫されることで胃もたれや胸焼けが起こるとされています。さらに、胃が押し上げられることで、動きが鈍くなって消化不良を引き起こし、胃もたれや胸焼けが生じる原因となります。妊娠後期に最もよく出る症状が「胃のムカムカ」です。程度や頻度は個人差があり、空腹時や食後など、食事のタイミングに関係なく症状が現れます。人によっては食べ物の匂いがしただけでも吐き気を催してしまう場合もあります。

いずれにせよ、妊娠後期の胃もたれや胸焼けは赤ちゃんの成長に伴う症状となりますので、赤ちゃんの健康を守りながらうまく解消していく必要があります。母子ともに健康な状態で出産に臨めるように、しっかりと対策をとって行きましょう。

妊娠中に起こる胃もたれと胸焼け対処方法 - ステップ1
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消化にいいものを食べるようにする

胃もたれや胸焼けは、胃が圧迫され消化不良となり引き起こされますので、症状がひどい場合は、うどんやおかゆなど、なるべく消化に良く飲み込みやすいものを食べるようにしましょう。甘みや酸味を欲する場合はヨーグルトやゼリー、りんごやバナナなどを食べるとよいでしょう。野菜などは、さつまいもやかぼちゃなどがオススメです。

通常の食事でも、揚げ物や脂身の多いものは控え、煮魚などの魚料理を食べるようにしましょう。ただ、魚や野菜を食べる時には生は避け、煮たり蒸したりして、火を通すことと消化しやすいようにすることを心がけるようにしましょう。生で食べると免疫力が弱まっている妊婦にとっては食中毒の危険性があります。妊娠中に避けたい食べ物妊娠中に注意するべき飲み物もありますので気を付けて下さいね。

さらに、野菜はゆでることで消化しやすくなります。調理方法を一工夫するだけでも胃の負担は軽くなりますので、その分、胃もたれや胸焼けを起こしにくくなりますので対策としてはとても効果的です

妊娠中に起こる胃もたれと胸焼け対処方法 - ステップ2
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空腹になるのを避けるようにする

空腹になると、胃もたれや胸焼けの原因となる胃酸が強まります。妊娠中の体形の変化は気になるかと思いますが、産婦人科の先生の指示に従って食事はしっかりととるようにしましょう。無理な食事制限は胎児の成長にも影響を与えますので禁物です。お腹が空いたら、クラッカーをかるく食べるなどして、空腹になるのを避けるようにしましょう。ヨーグルトやトースト、クラッカーなどは消化がしやすい食べ物ですのでおススメです。ポイントは一度にたくさん食べるのではなく、少しずつゆっくり食べるようにすることです。また、妊娠中は水分をこまめに取ることで胃酸を薄めることが出来ます。ただし、取り過ぎるとむくみの原因になりますので、こまめに適度に水分補給するようにしましょう。

妊娠中に起こる胃もたれと胸焼け対処方法 - ステップ3
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寝るときは枕を高めにする

妊娠後期に胃もたれや胸焼けを起こす場合は、いつもより胃酸が強まっている可能性があります。寝ている間に、その胃酸が食道に上がってくると胃もたれや胸焼けの原因となります。その胃酸の上昇を防止するためにも、寝るときは枕を高めにするとよいでしょう。妊娠後期はおなかがかなり大きくなってきていますので横向きで寝ることが多くなると思います。そのため、枕を少し高めにすることで、胃酸の上昇を抑え、胃もたれや胸焼けを防ぐことが出来ます。寝るときはなるべく楽な体制でリラックスしてゆっくり睡眠できるようにしましょう

妊娠中に起こる胃もたれと胸焼け対処方法 - ステップ4
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いかがでしたでしょうか。原因をしっかり知り、対策をとることで症状はかなり押さえられますので、妊婦さんは是非試してみてください。ただし、上記の対策をとっても症状がひどい場合は無理をせず、必ず産婦人科の先生に相談をするようにしましょう妊婦が脱水症状や栄養失調などの「妊娠粗悪」の場合は、その分赤ちゃんに栄養や酸素が行き渡りにくくなってしまいますので注意が必要です。赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性もありますので必ず妊婦健診の際に伝えるようにしましょう。点滴を打つなど対応をしてもらえますし、症状によっては妊娠中でも飲むことが出来るお薬を処方してもらえることがあります。妊婦さんの多くが悩まされる妊娠後期の胃もたれや胸焼け。赤ちゃんが元気に成長している証でもあり、妊娠時の生理現象でもありますので、つらい場合は無理をせず、なるべくストレスをためないように心がけましょう

妊娠中に起こる胃もたれと胸焼け対処方法 - ステップ5

この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。

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