左腕のしびれの原因
左腕のしびれはもしかすると健康上、何か他の病と深く関わっているかもしれません。絶対にそうとは限りませんが、心臓発作などの兆候と関係しているかもしれませんので、体に痛みやしびれを感じたら、放っておいてはいけません。また、簡単に怪我や筋肉痛などと判断してしまうのも危険なものです。
また、特に激しく腕を使ったり、運動をした後でもないのに、突然左腕にしびれを感じたり、腕が痛くなったり、いつも出来ていた行動が出来なくたったりしたら、病院で診察を受けて原因を探ってみた方が安心でしょう。Hohoron.comでは、今回、左腕のしびれについて解説します。
従う手順:
スポーツをしたり、重い物を運んだりと、左側の筋肉を使用することで、腕に捻挫やひずみを起こすことがあります。捻挫などの怪我をしたときに、しびれを感じることは一般的な症状です。その場合は、氷水をすぐ患部当てましょう。
画像:nlm.nih.gov
一方、左腕(及び右、手足または他の身体部分)の最も一般的なしびれの原因の一つは、不十分な血液循環です。血液がその身体の部分に適切に循環していない場合は、チクチクするような感覚がします。
「あ~、腕がしびれちゃった」とよく言葉にしたりしますが、変な姿勢で寝てしまったり、きつい服やベルト、アクセサリーで締め付けてしまったりして、血液の流れを悪くしてしまった時に、このピリピリとする様な「しびれ」の感覚がしてきます。
このタイプのしびれは、時間がたてば自然に症状はなくまります。腕がしびれている間にその部分を触ったりすると、余計に強いしびれを感じるのでそっとしておきましょう。
もし何の理由もなく左腕が痛み出したりしたら、医師の診察を受けるようにしてください。年齢によっては、心臓発作、 脳卒中が原因である可能性があるかもしれません。それだけではなく、顎や左肩に痛みを感じたり、呼吸困難や胸の圧迫感を感じたりした場合も同じです。
この場合、万が一のことを考えて、すぐに医師の診察を受けることをお薦めします。すぐに診察を受けて、原因を知ることができれば、心臓や脳に回復不能な損害の可能性を低減することが出来るかもしれません。
また、神経損傷も左腕のしびれの原因になることがあります。首の怪我が、腕や手のしびれを引き起こしている可能性もあります。同様に、脊椎関連の疾患がしびれの原因になりことがあります。ヘルニア、椎骨(ついこつ)の脱臼や破損、神経絞扼(しんけいこうやく)症候群などの疾患がある人は、しびれを感じやすいかもしれません。
反復運動が左右両腕のしびれの原因にもなります。もし、仕事で同じ作業を何時間も繰り返す必要がある場合は、ある特定の筋肉だけが酷使されていることになります。反復運動がしびれの原因と考えられる場合、病院に行き、手根管症候群になっていないか診てもらいましょう。
しびれを緩和する方法は、仕事の作業内容に変化をつけたり、水分補給に気を付け、頻繁に休憩を取る事などが考えられます。
アミロイド症(アミロイドーシス)は両腕の麻痺が起きる病気です。この病気も、しびれの原因の一つになります。この疾患は、日本では難病にも指定されいて、アミロイドが全身臓器に沈着することによって引き起こされます。アミロイドとは、体が正常に機能するために必要不可欠な4つのタンパク質のうちの一つです。
左腕のしびれには様々な理由が考えられるので、大きな病気などを未然に防ぐためにも、医師の診察を受けることをおすすめします。一度、専門医の診察を受けて、左腕のしびれの原因を診断してもらいましょう。
この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。
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アドバイス
- 体に痛みを感じたりしたら、何か病気が隠れているのかもしれないので、そのままにしないようにしましょう。
- ここに紹介した以外の原因もありますので、腕にしびれがある方は、すぐに医者に相談しましょう。