妊娠後期に疲れやすい原因と対処法
妊娠後期はどうしてつかれやすいのでしょうか。妊娠初期は、ホルモンバランスや胎児の成長過程で身体を休ませようと眠気や気だるさが襲ってきます。眠気、気だるさから開放された妊娠中期からお腹が大きく膨らみ体系の大きな変化が見て取れる妊娠後期にかけて、お腹が大きくなるにつれ疲れやすくなってきますよね。
Hohoron.comでは、今回、妊娠後期に疲れやすい原因と対処法を紹介します。
目次
疲れやすい原因
お腹が大きく膨らむことで圧迫される内臓も出てきます。妊娠後期になると食事を一回に多くとることは難しくなり、小分けにして食事を取るようになります。また、この時期は赤ちゃんの成長に合わせて、母体も体重制限が設けられていることがあります。そういったなかで、白米の量を減らすことでカロリーを調整したり、全体的に食事の量を減らすといった方法で体重を維持する妊婦さんも出てきます。
食べなければ体重は増えませんが、同時に大事にも十分な栄養がいかなくなります。全体の量を少し減らしても、食べないという食生活は母体だけでなく胎児の成長の妨げになりかねません。
疲れやすいと感じるのには、大きくなったお腹のせいで体のバランスが取れにくく、足や腰への負担も増えます。そういった積み重ねが「疲れやすさ」を感じさせているのです。そして、軽い運動ではなく、極端な食事制限をすることにより体力も落ちより、「疲れやすい」と感じるのです。
疲れを感じたら休む
妊娠全期を通して「疲れやすく」なっています。胎児の成長やホルモンバランス、体形の変化やむくみなどでけだるさからく疲れが抜けないのです。人を産むという事がどれだけ大変なことなのかを思い知らされます。
マタニティハラスメントがまかり通っている中朝企業が多いのです。中小企業にとって産休の1年間は、利益をうまないからです。それどころか、人員を補給しなければならず人件費は嵩むのです。国からの免除は、保険料、雇用保険料の免除といったくらいです。ですから、働く妊婦にとっては「疲れた」と感じても仕事を休むことが「悪いこと」と考えてしまい無理をしてしまうのです。
働く女性が産休前に「休み」を申請することは、男性の多い職場であれば特に難しく理解も得難いのです。では、どうしたらいいのか。休憩時間を多めにとることで「疲れ」を解消しやすいのです。長めにとるのではありません。多めにとるのです。集中力が続く範囲で多めにとることでリフレッシュもでき集中力を保つことが出来ます。
妊娠後期は、少し動いただけでも動機がでてしまい、長い妊婦生活の中でも疲れが一気に出る時期でもあります。特に9か月を過ぎた過ごし方には注意が必要です。同じ姿勢でいたり、ずっと散歩をしているとさらに疲れるものです。
同じ姿勢でいることは、血流もわるくしますのでむくみの原因となり、体調によっては気分が悪くなってしまいます。また、妊娠後期には貧血になる人が多く倒れてしまうと一大事です。疲れや立ちくらみを感じたら壁によりかかり少し休むようにし、椅子があれば座って休むようにしてください。無理をすれば「疲れ」がさらにたまり体調までも崩してしまいます。
乗り物の長距離移動は避ける
車での移動もできる限り「長距離」は避けるようにしましょう。里帰りなどで長距離の移動をする際は、こまめ休憩と時間に余裕をもって行動するようにしてください。
軽めの運動
ただ、妊娠後期は安産のためにも軽めの運動は必要です。過剰な運動は避けるべきですが、体調と相談して家事や軽い散歩、買い物など身体を動かす機会を増やしていくことが必要です。
無理はしない
前記しましたが、妊娠後期は内臓が圧迫されて気持ちが悪くなることが多い時期でもあります。お腹に圧迫を感じた場合は、家事などは無理せず「やらない」という判断も必要です。やらないと終わらない!という声が聞こえてきそうですが、無理なことはできないと諦めなくてはいけない時期でもあります。家族にも理解を求め手伝ってもらうなど協力体制を作っておくことが必要になっていきます。
重いものを持たないという事も重要です。妊娠後期無理に重いものを持てば「破水」の可能性もあります。
疲れを感じたら「身体を休める」、無理を感じたら「しない」という事が妊娠後期の「無理をため込まない」ポイントです。妊娠後期に疲れを感じないようにするには、無理をしない、無理にやらない、ストレスをためないという事が大切になります。
周りの理解が大切
妊娠して出産までの間、楽しいことばかりでないのです。メンタルな面でも仕事の事、出産の事、今までと違う体の変化、生活の変化など不安なことはたくさんあるのです。そういった不安を抱えながらも胎児を大切に育てていくのです。妊娠前期の体調の悪さと妊娠後期の体調の悪さの違いを周りも理解してあげることで、心配事が減り精神的にも落ち着いていくはずです。
妊娠経験者が口をそろえて言うのは、定年をまぢかに控えた上司よりも年齢の一回りほど上の上司の方が「妊娠」「出産」に理解があり、体調も気遣ってくれるのです。
現代の子育て世代は、親世代と違い経験したことで妊娠出産に対して「寛容」なのです。寛容だからと甘えてばかりはいられませんが、理解者がいることで「働きやすく」、「復帰しやすい」という良い点もあるのです。妊娠後期になる前に周りの理解を得ることで過ごしやすく、気持ちが軽くなれば「疲れ」も自然と薄れていくようです。
まとめ
私自身、妊娠出産、復帰までの道のりをサポートしてきましたが、サポートする側とされる側も気苦労が多いものです。妊娠出産経験のない男性上司と、出産妊娠をする女性側の間に立ちどちらの立場も考えながら復帰までサポートしていくのです
疲れやすい妊娠後期については、特に注意が必要で出勤調整を交渉することもあります。経験者にしか分からない、妊娠後期の疲れやすさと向き合って残り少ないマタニティライフを楽しんでもらいたいと思います。
理解してもらえないではなく、理解してもらう努力をすることで改善する待遇もあります。疲れやすさを理解してもらいましょう。そしてできることは積極的に行ってください。そうすることでさらなる信頼関係が築けるはずです。
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この記事に含まれる情報は参照の目的だけに提供され、医師あるいは他の有資格の専門家によるアドバイスの代用にはなりません。医師に相談することをお勧めします。
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